CoreOSのルートパーティションの容量を指定するには

CoreOSは初回起動時に、ストレージの容量いっぱいにルートパーティションが拡張されます。

Ignitionを作成しておけば、swapや他のパーティションを作ることも可能のようです。

ルートパーティションの容量を制限したい場合は、サイズを指定するだけではうまくゆかないそうですが。

そのあたりを記録させて頂こうと思います。

※23.6.24追記:最初、Raspberry Pi 4でパーティション作成に失敗していましたが、原因はブートメディアの/boot/EFIディレクトリが不完全なためでした。ブートメディアの作成手順を見直したところ、正しくパーティションを作成できるようになりました。


CoreOSのパーティション設定Butaneファイル

パーティション設定 storage.bu

こちらの情報から。

ルートパーティション以外に、別のパーティションを作成して、そちらをストレージ容量いっぱいにすれば良いらしいですが。

このような内容のButaneファイルを作成してみました。

cat << EOF | tee storage.bu
variant: fcos
version: 1.5.0
storage:
  disks:
  - device: /dev/disk/by-id/coreos-boot-disk
    wipe_table: false
    partitions:
    - label: root
      number: 4
      size_mib: 65535
      resize: true
    - label: ceph
      size_mib: 0
  filesystems:
    - device: /dev/disk/by-partlabel/root
      wipe_filesystem: true
      format: xfs
      label: root
    - device: /dev/disk/by-partlabel/ceph
      wipe_filesystem: true
      format: xfs
      label: ceph
EOF

一見、うまく動くように見えるのですが。正しく動作しません。

起動しなくなります。あれ?

※23.6.24追記:上記のbu設定を使用して、このような感じで、正しくパーティションを構成できました。

うまく動かなかった原因は、CoreOSブートメディアの/boot/EFIディレクトリが正しく作成できていないためでした。

手順を調整し、正しく動作するようになりました。

Raspberry Pi 4向けFedora CoreOS起動メディアの作成手順覚書
先日、microSDカードにFedora 38 Serverをインストールしました。 こちらの環境を使用して。Raspberr...

というわけで。うまく動いておりませんので。

今のところ、このbutaneファイルはお勧めできません。

Raspberry Piで動かしている影響でしょうか。

もう少し調整してみます。

Raspberry Pi 4でFedora CoreOSのブートメディアを作成しましたが、GPTパーティションが使用されています。MBRと異なり、パーティションの数に制限はなく、好きなパーティション構成を自由に作ることができます。

ルートディレクトリに64GB使用し、残りはcephというラベルをつけたパーティションとして確保しました。1TBのスティックSSDを使用した場合、867GiB使用可能です。

こちらは追々、分散ファイルシステムで使用したいなと考えています。

パーティションがうまく作れたところで。次の野望に進もうと思います。

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