Raspberry Pi 5にM.2 SSDを取り付けたい時。
PCIe端子を使用して、M.2変換基板を取り付けると、NVMe対応のSSDが使用可能になります。
具体的な、変換基板の情報を記録させて頂こうと思います。
目次
- 1 使用できるSSDの例
- 2 PCIe 3モード
- 3 Raspberry Pi 5用 5V/5A対応電源
- 4 Raspberry Pi 5専用PCIe M.2変換基板
- 4.1 下側取付 M.2 2280対応
- 4.2 上側取付 M.2 2280対応
- 4.3 側面取付 M.2 2280対応
- 4.4 上側取付 M.2 2242対応
- 4.4.1 Geekworm X1003
- 4.4.2 Geekworm X1000
- 4.4.3 RPI5 PCIe – NVMe SSD 拡張ボード用 M.2 HAT
- 4.4.4 PCIE M.2 NVME 2280 2230 2242 Gen3 SSD HAT for Raspberry Pi 5 NEW 2023
- 4.4.5 Shnmersy For ラズベリーパイ5 PCIE M.2 NVME
- 4.4.6 RPI5 Pi5 M.2 HAT PCIe から NVME 高速拡張ボード用 16Pin ケーブル GPIO ヘッダー愛好家
- 4.4.7 5 PCIe ため M.2 HAT NVME 高速拡張ボード 16Pin ケーブル GPIO ヘッダーサポートアクティブ冷却 RPI 5 アクセサリー
- 4.4.8 M.2 HAT RPI5 PCIe から NVMe SSD 拡張ボードデバイスのストレージ潜在的な拡張カード
- 4.4.9 For Raspberry Pi 5 世代 PCIe から M.2 アダプタボード
使用できるSSDの例
M.2 2280
容量は2TBです。Raspberry Pi 5はPCIe Gen 2.0(または3.0) x1接続になるため、高速なモデルはオーバースペックになります。こちらのモデルは速度と価格を抑えたモデルのため、Pi 5で使用するにはバランスが良さそうです。
Raspberry Pi 5で使用できるSSDは、念のため、PimoroniさんやGeekWormさんのページを確認したほうが良さそうです。
どちらのページも、Phisonさんのコントローラーに注意が必要、との記述があります。
KIOXIAさんは、自社製のコントローラを使用していること、Pimoroniさんの使用可能なSSDのリストに記載があること、実際に自分で試して認識したことから、安心できる製品の1つかと思います。
ただし、Raspberry Pi 5のブートローダーの更新が必要でした。更新する前は認識しませんでしたのでご注意下さい。
PCIe 3モード
2023年12月版のRaspberry Pi 5のファームウェアから、PCIe 3モードが追加されたそうです。
モードの切替は、/boot/firmware/config.txtファイルの[all]セクションに、次の1行を追加するそうです。
[all]
dtparam=pciex1_gen=3
現在発売されている、NVMe対応のSSDの多くは、PCIe Gen 3に対応しているため、モード変更で速度が高速になる可能性が高そうです。
追々、手元のSSDで速度を計測してみようと思います。
Raspberry Pi 5用 5V/5A対応電源
SSDの電源ですが、Raspberry Pi 5本体から供給されます。
動作が安定するように、使用するType-C電源は、5.1V/5Aの製品を選んだほうが良いように思えます。
さらに国内で使用する場合、PSEマークが必要かと思います。
こちらの製品写真を見ますと、PSEマークが入っているようです。その場合、国内での使用も問題なさそうです。(実際に購入して確認済
Raspberry Pi 5専用PCIe M.2変換基板
下側取付 M.2 2280対応
Geekworm X1002
Raspberry Pi 5本体の下側に取り付け可能な、PCIe M.2変換基板になります。
下側に取り付けるため、本体の冷却システムと干渉しないほか、2280サイズに対応するため、SSDの選択肢が大きいことも利点になります。
詳細はこちらの記事を御覧ください。
上側取付 M.2 2280対応
Geekworm X1001 V1.1
2280サイズに対応した、上面取り付けの変換基板です。2280対応ということでお勧めです。GeeeekPi N04 M.2 2280 PCIe to NVMe Top N04 M.2 NVMe to PCIe Adapter for Raspberry Pi 5
こちらはM.2端子の他に、PCIe端子が別途あります。SSD以外の別のPCIeデバイスの接続に対応している形でしょうか。側面取付 M.2 2280対応
こちらはメインボードのの上でも下でもなく、側面に取り付けるタイプになります。冷却システムとGPIO端子、両方に干渉しないため、Raspberry Pi 5用の他のデバイスを自由に接続できそうです。2280対応というのもポイントが高そうです。
上側取付 M.2 2242対応
Geekworm X1003
こちらは2230/2242のみ対応になります。適合するSSDは、他のGeekwormさんの変換基板と同じかと思います。取り付けのネジの位置を見ますと、3点で取り付けられています。冷却システムとカメラコネクタとの干渉を考慮したデザインかと思います。
Geekworm X1000
X1003よりも前に登場した機種になります。SSDの向きの違いは、基板の面積や、冷却システムとの干渉を考慮したかたちでしょうか。
RPI5 PCIe – NVMe SSD 拡張ボード用 M.2 HAT
こちらも2230/2242対応の変換基板のようです。
取り付けのネジは4点ありますので、冷却システムや周辺機器との干渉を考えたうえで、購入されたほうが良いかもしれません。
PCIE M.2 NVME 2280 2230 2242 Gen3 SSD HAT for Raspberry Pi 5 NEW 2023
Shnmersy For ラズベリーパイ5 PCIE M.2 NVME
1500円台のM.2 変換基板が登場しました。2024年2月。2280サイズにこだわらなければ、低価格な変換基板が出回ってきた感じでしょうか。
RPI5 Pi5 M.2 HAT PCIe から NVME 高速拡張ボード用 16Pin ケーブル GPIO ヘッダー愛好家
5 PCIe ため M.2 HAT NVME 高速拡張ボード 16Pin ケーブル GPIO ヘッダーサポートアクティブ冷却 RPI 5 アクセサリー
M.2 HAT RPI5 PCIe から NVMe SSD 拡張ボードデバイスのストレージ潜在的な拡張カード
For Raspberry Pi 5 世代 PCIe から M.2 アダプタボード
Raspberry Pi 5が国内で入手可能になりましたが。
2024年2月現在。周辺機器の入手が難しい状況です。
また電源に関しては、5V 5Aの電源が発売されておらず、5V 3Aの電源を使用する必要があります。
このあたり、動きがあれば、記事に追記させて頂こうと思います。