シングルボードコンピュータで起動用microSDカードを書き込むには

Raspberry Pi等のシングルボードコンピュータ(SBC)に。

USB端子にmicroSDカードリーダーを取り付けて。

SBCの起動用microSDカードを書き込む手順を記録しておこうと思います。


使用する機材

シングルボードコンピュータ

USB端子が付いていて、Linuxが動くシングルボードコンピュータでしたら機種は問わない感じです。

microSDカードリーダ

USB 3.0、UHS-IIに対応したカードリーダーを使用しました。こちらのカードリーダーで、microSDカードへ起動用イメージを問題なく書き込むことができました。

起動用イメージの書き込み手順

このような感じになります。

# microSDカードリーダー(ブロックデバイス)の確認
sudo sfdisk -l

# パーティションの確認(/dev/sdcの場合)
sudo fdisk -l /dev/sdc

# Armbianイメージの取得
wget https://dl.armbian.com/nanopim4v2/Buster_legacy -O Armbian_19.11.3_Nanopim4v2_buster_legacy_4.4.192.7z

# ファイルの確認
file Armbian_19.11.3_Nanopim4v2_buster_legacy_4.4.192.7z

# 7zファイルの展開
sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt install p7zip
7zr x Armbian_19.11.3_Nanopim4v2_buster_legacy_4.4.192.7z

# microSDカードへ書き込み
sudo dd if=Armbian_19.11.3_Nanopim4v2_buster_legacy_4.4.192.img of=/dev/sdc bs=1M

# 書き込めたかどうかの確認
sudo fdisk -l /dev/sdc

ブロックデバイスの確認

sfdisk -lコマンドでストレージの一覧を表示します。SDカードリーダに取り付けたmicroSDカードは、/dev/sdcとして認識されたようです。fdisk -lコマンドで、容量やストレージの型番を確認して、ブロックデバイス(この場合/dev/sdc)が本当に正しいかどうか確認します。

microSDカードイメージのダウンロード

wgetコマンドでarmbianイメージをダウンロードしてみました。

7zで圧縮されているため、p7zipをインストール後、展開します。

microSDカードへ書き込み

ddコマンドで書き込みます。fdiskコマンドで確認すると、1.4GのLinuxパーティションが作成されています。


以上で、SBCを使って、起動用のmicroSDカードを作成することができました。

このような感じで、作成したmicroSDカードで、別のSBCを起動することができました。

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