Raspberry Pi 3 model B+は、既定でUSB起動可能。SoCはBCM2837B0。
Raspberry Pi 3 model Bは、既定でUSB起動せず、設定変更が必要。SoCはBCM2837。
手持ちのRaspberry Pi 3にアーマーケースを取り付けてしまい、B+なのかBなのかわかりません。
まあ、USBメモリーから起動しないため、Model Bなのかなーと思いつつ。
起動できるようにOTPを設定変更したいと思います。
目次
Raspberry Pi 3 Model BのUSBブート対応設定
こちらの情報がベースになります。
いちどmicroSDカードから、Raspberry Pi OSを起動します。
OTP(One Time Programmable)レジスターのビットを書き換えることで、次回からUSB起動が可能になるそうです。
OTPについてはこちらが仕様になります。
Raspberry Pi OSをmicroSDカードに書き込み
Raspberry Pi Imagerを使用して、Raspberry Pi OSをmicroSDカードに書き込みました。
書き込んだ後、PCでconfig.txtファイルを編集します。
config.txtを編集
config.txtファイルのいちばん下に、次の1行を追加しました。
program_usb_boot_mode=1
注意点があります。「program_usb_boot_mode = 1」のように、=(イコール)周辺にスペースが入っているとNGです。失敗します。
必ず変数=値にスペースを入れずに、続けて記入しましょう。
microSDカードからRaspbery Pi OSを起動
microSDカードを、Raspberry Pi 3にセットして起動します。
起動後、次のコマンドでOTPレジスタの値を確認します。
vcgencmd otp_dump |grep 17
表示された値が、図のように「17:3020000a」と表示されれば、OTPが正しく更新されています。
値が異なる場合は、再起動してからもう一度確認してみてください。
以上で、Raspberry Pi 3 Model Bも、USBメモリーから起動できるようになりました。
Raspberry Pi 3は64ビット版のRaspberry Pi OSに対応しています。
USBメモリーにイメージを書き込んで起動することが可能です。
手持ちのUSBメモリーで64ビット版Raspberry Pi OSを起動しましたが。スピードは遅いですね。microSDカードのほうが、若干早い気がします。
USBメモリーではなく、SSDが必要?でもUSBの規格は2.0ですが。
設定しておいて何ですが、使い所が難しい感じもします。