nextcloudの設定は、config.phpファイルを編集して行うことができますが。
他の方法として、occコマンドで行う方法もあります。
また、snapでnextcloudをインストールした場合は、config.phpを編集することはできず、occまたはsnapコマンドでパラメータを設定する必要があります。
なんだか複雑ですが。このあたりの覚書を記録させて頂こうと思います。
snapでインストールしたnextcloudのパラメータ関係覚書
snapコマンドを使用するパラメータ
snapでnextcloudをインストールすると、このような感じでパッケージとしてcoreとnextcloudがインストールされています。coreとnextcloud、それぞれにパラメータが定義されています。
sudo snap get nextcloud http
sudo snap get nextcloud ports
httpとhttpsのポート番号はこのあたりに入っているようです。
IPアドレスについては特に定義されていないようですが。
これらのsnap側のパラメータは、httpd(apacheやnginx)等の設定用のパラメータとして使用されるようです。
どうも、IPアドレスは、nextcloud内部のパラメータで設定されているようです。
nextcloud.occコマンドを使用するパラメータ
サーバのIPアドレスは、ずばりこちらで設定されています。
sudo /var/lib/snapd/snap/bin/nextcloud.occ \
config:system:get trusted_domains
snapではconfig.phpを編集できないため、config.phpに記述すべき設定を、occコマンドで行う必要があります。
問題は、その値の変更の仕方ですが。
sudo /var/lib/snapd/snap/bin/nextcloud.occ \
config:system:set trusted_domains 1 --value=192.168.117.12
OCCコマンドのマニュアルはこちらのようです。
マニュアルが無いと、正しい記述方法がよくわからない感じですが。
config.phpで設定可能なパラメータは、occコマンドで指定するという作りであると覚えておきましょう。
何年か前に構築したサーバが、snapを使用していたため、このような調査を行った感じですが。
今はsnapよりもコンテナでシステムを構築する場合の方が多いのでしょうか。
とはいえ、snapがまだ使われている場面もあると思いますので、パラメータの閲覧・設定方法は覚えておくのも良さそうですね。