Raspberry Pi 5は、必ずType-C端子から電源を供給する必要がありますが。
2つの電源モードを持つようです。
- 従来のPD非対応モード
- PD非対応の電源使用
- PDに対応しても、5V 5Aに非対応の電源使用時
- PD対応モード 5V 5Aの電源使用時
Raspberry Pi 4までは、PD非対応の5V 3Aの電源アダプタを使用していました。1番の電源モードになりますが、こちらはRaspberry Pi 5の性能をすべて引き出すことはできず、警告が表示されます。
設定を調整すれば、警告表示を消すことはできるかもしれませんが。あくまでも警告が消えるのみ。十分に性能を引き出したい場合は、必ず2番のモードで起動する必要がありそうです。
Raspberry Pi 5が1番、2番、どちらのモードで起動しているのかを確認する手順を記録させて頂こうと思います。
Raspberry Pi 5の電源モード確認手順
シンプルに、起動時にコンソールに表示されるメッセージを確認する感じでしょうか。
900mAモードで起動した場合
こちらの記事の内容になりますでしょうか。
従来のRaspberry Pi 4電源の場合、900mAの動作モードになるようです。
これは、PDに非対応/5V 5Aに非対応の起動モードになります。
記事の内容は、stuckとありますので、起動に失敗している感じがします。
電源に関する警告が表示され、さらに起動に問題がでる感じでしょうか。
フルパワーの5000mAモードで起動した場合
こちらの記事は、5000mAモードのようです
シンプルに、起動時のメッセージを確認すれば良い感じでしょうか。
起動時の「power: supply: 」欄にて、起動モードを確認できそうな感じです。
さらに、この後の警告表示がなければ、性能を十分に引き出せるモードで起動している感じでしょうか。
記事の内容ですが、2つのUSBデバイスを接続した場合、起動に失敗する内容です。
こちらは、電源に関する問題ではなく、USBデバイス側・ブートローダーの問題のようです。
ブートローダーのバージョンは「2004/01/05」とありますので、Raspberry Pi 5は今現在もブートローダーの改修が進んでいる感じがします。
Raspberry Pi 5の電源ですが。
PD対応かつ、5V 5A対応ではないと、Raspberry Pi 5の性能を十分に発揮するのは難しい感じがします。
結局のところ「Raspberry pi 5に正式対応した、PD 5V 5A対応の電源を使用する」以外に、フルパワーのモードで動かすことはできなそうです。
適切な電源を使用した結果として「powr: supply: USB-PD 5000 mA CC1」と表示される感じでしょうか。
PD非対応/PD対応でも5V 5A非対応の電源の場合は、900mAで動くわけですが。
なにかconfig.txtファイルを書き換えても、警告メッセージが表示されなくなるだけで、フルパワーのモードで動くわけではなさそうです。単に、警告が表示されないだけのようです。
よって、Raspberry Pi 5の性能を発揮したい場合は、必ず専用電源をペアで入手する必要がありそうです。
ブートローダーの品質につきましても、今現在も改修が続いている感じです。適切な電源を使用して、さらにブートローダーの品質が向上して、Raspberry Pi 5の性能を十分に発揮できる環境で使用したいものですね。