なんだか久しぶりに、有線LANの高速化の波が来そうな気が致します。
現在、有線LANの主流は1000BASE-Tで、ギガビット(1Gbps)の通信が可能です。
今まさに、新しい世代に代わり始めるところで、もう少しで5Gbps通信が可能な機器が並び始める感じです。
嬉しいことに、今まで使っていたCat 5eという普通のLANケーブルがそのまま使えるそうです。(NBASE-T技術ページより)
規格の名称は、NBASE-T、mGig、MGBASE-T、5GBASE-T、2.5GBASE-T等・・・標準化したものがIEEE 802.3bzというところでしょうか?
ポイントを簡単にまとめますと・・・
- 以前から10Gbps対応機器が出ているが、高価。またCat 6aクラスのケーブルが必要だった。
- 昨年、既存のCat 5eケーブルを使って、5Gbps, 2.5Gbpsで通信する規格が標準化された。
- 5Gbpsに対応した機器が本格的に発表され始めた感じ。10Gbpsよりも安価な機器が発売される可能性がある。
- 5モード(10G, 5G, 2.5G 1G, 100Mbps)に対応した機器も出始めた。
そうなりますと、ご家庭でも安価な5Gbpsまたは10Gbpsに対応したWi-Fiルータ、PC、スイッチングハブ、LANカード、NAS等が気になるわけでして・・・。
PCでは早速、Asrock社200シリーズマザーボードがAQUANTIAコントローラを搭載し5Gbpsに対応というニュースもあるようです。
さて。
2017年1月11日現在。ご家庭で利用できそうな機器を、Amazonで探してみると、次のような感じです。
LANカード
メーカーのST10GSPEXNB紹介ページを拝見すると、Tehuti – TN4010、Aquantia – AQR105チップを搭載しているようです。「5つのネットワークスピード(10G, 5G, 2.5G 1G and 100Mbps)に対応・・・」と記載されています。
同じチップを搭載した別製品は・・・
メーカーのGBEX-PCIEの紹介ページには、5Gbps対応とは記載されていませんのでご注意を。「10Gbps通信にはCAT6aクラスのLANケーブルが必要です。」とあります。
Wi-Fiルータ
スイッチングハブ
PC
NAS
もともと10GBase-Tを搭載していた「テラステーション 5010シリーズ」。ファームウェアの更新で、Cat 5eケーブルで5Gbpsに対応する模様です。
ん~。まだ少ないですね!
これからいろいろ探してみたいと思います。