先日、Raspberry Pi 4でFedora 28 Serverを起動しました。
Fedora Linuxをメインで使用する場合は、これで全く問題ありませんが。
Fedoraの一部の機能を稀に使用したい。それ以外は他のOSを使用したい。という私の個人的な身勝手な理由から。
64ビット版のRaspberry Pi OSの中で、コンテナとしてFedora Linuxを動かす手順を記録しておこうと思います。
Raspberry Pi OS Lite(64ビット)を起動
使用するOSは、64ビット版のRaspberry Pi OSになります。
理由は後述しますが。32ビット版はNGです。かならず64ビット版を選択する必要があります。
歯車アイコンでホスト名やユーザ名等を設定しておきます。
起動後、SSHで接続可能になりました。
Raspberry Pi OSを更新
aptコマンドで最新版に更新しておきました。
sudo apt update
sudo apt upgrade -y
podmanをインストール
Fedora Linuxをコンテナで動かそうと思いますが。Dockerを使用する方法が一般的かもしれませんが。
先日、Raspberry Pi OSでDockerが起動しなくなる事がありました。
よって、今回はPodmanを使用してみたいと思います。
Debian 11から標準パッケージに採用されているため、普通にaptでインストールします。
sudo apt install -y podman
インストール後、サービスを有効にしようとしたところ、なにかメッセージが。
インストール後、必ず再起動したほうが良さそうです。
sudo reboot
コンテナでFedora 38環境を起動
23.6.17現在。quay.ioを拝見すると、Fedoraはバージョン36から39が公開されているようです。
Raspberry Pi OS 64ビットを選択した理由として、aarch64版のイメージが公開されていることが挙げられます。
32ビット版は存在しないようです。32ビット版のRaspberry Pi OSでは、同じことはできないと思います。
ppc64leとかs390xなら大丈夫そうですが。(本体ない
イメージをダウンロードしておきます。
podman pull quay.io/fedora/fedora:38
Fedora 38をコンテナで動かしてみましょう。
podman run -it quay.io/fedora/fedora:38 bash
使用したイメージは、quay.ioレジストリからダウンロードさせて頂きました。
64ビット版のRaspberry Pi OSにPodmanをインストールして、Fedora Linux 38をコンテナで動かすのは、今のところ問題がなさそうな雰囲気です。
実際にはどうなのか。これから試させて頂こうと思います。