- ケーブルの長さ 1m? 2.5m? 6m?
- 電源の口数 3口?6口?
この2つの条件から、価格がお手頃なものを選んでも良いのですが。
次のようなトラブルが起こりがちです。
- スイッチ部分のオレンジ色のランプ(LED)が劣化して故障したり。
- コンセントが3P(アース付き)で、変換アダプタが必要だったり。
- 変換アダプタを使った結果、コンセントが抜けてしまったり。
- タコ足配線で機器の動作が不安定。
意外とトラブルが多かったりします。
どのようなOAタップを選ぶと良いのでしょうか?
このあたりを整理してみようと思います。
目次
OAタップの選択基準
ずばり。選択の基準は下記になります。
- ケーブルの長さ →最適な長さを選ぶ
- 電源の口数 →余裕を見て多めのものを選ぶ
- スイッチの有無 →トラブルのもとになるので不要
- 2P(アースなし 2ピン)か3P(アースつき 3ピン)
- 抜けどめあり/なし
このうち、2P/3Pと、抜けどめあり/なしは、どんな電気製品を接続するかで決まります。
その他、雷ガードやマグネットの有無などがありますが、それは後述します。
では選択基準をもとに、順に実際に選んでゆきたいと思います。
ケーブルの長さと口数は、適宜
50cm? 1m? 2m? 7m? 10m?長さは、必要な分を選びましょう。
普通に机や棚で使用する場合、とりあえず2~3m程度を選んでおけば無難な気がします。
口数は、4口または6口が一般的のようです。
余裕をもって6口を選んだほうが、あとで足らなくなるトラブルは少ないと思います。
基本的にスイッチは不要?
個人的な考えですが、スイッチは基本的に不要と考えています。次の理由です。
- 数年経つと、スイッチのLED(ランプ)が劣化して点滅したり消灯する場合がある。
- その結果、スイッチが壊れて、OAタップが使用できなくなる。
- 間違ってスイッチを切ってしまう場合がある。
OAタップの故障は、このスイッチ部分の故障によるものが多いと思います。
よって、永く使いたいならスイッチなしを選んだほうが良いと思います。
PC等の情報機器を接続する場合3Pを選択
2P(2ピン)コンセントは、アース端子が無い一般的なコンセントです。 3Pコンセントは、アース端子があります。
アース端子付きは、ノイズに強いという特徴があります。PCやルータ、Wi-Fiルータ、スイッチングハブ等の情報機器を接続する場合、3Pコンセント対応のOAタップを選んだほうが良いと思います。
2PタイプのOAタップは、3Pのコンセントを接続するときに変換アダプタが必要になります。これは場所を取るうえに、コンセントが抜けやすくなり、ノイズにも弱く、良い点が全くありません。
よって、このような変換アダプタを使用しないように、OAタップを選択します。
後述しますが、変換アダプタは、別の使用方法として、電源アダプタのかさ上げに使用できます。
PCやインターネット機器は必ず抜けどめありを選択
持ち運んで使用する製品を使用する場合、抜けどめなしのOAタップを選びます。
たとえばUSB充電器や、ドライヤーのような使わないときにコンセントを抜く機器はこちらを選択します。
一方。
PCやWi-Fiルータ等
持ち運ばず、コンセントが抜けると困る製品は、必ず抜けどめ付きのOAタップを選びます。
コンセントが抜けると困る機器を接続する場合、3P抜けどめあり、が基本になります。
マグネット付き/雷ガード付き
最後に付加機能として、以下があります。
- マグネット付き
- 雷ガード付き
WiFiルータ等の情報機器は、雷ガード付きがオススメです。もちろん3P抜けどめつきです。
机などに固定する場合、マグネット付きが良さそうですね。
電源アダプタは、かさ上げして接続可能
2Pと3Pの変換アダプタですが、このような感じで、サイズの大きい電源アダプタのかさ上げに使用できます。短いタップでタコ足配線するより、スッキリした感じになります。
おすすめのOAタップの構成
最終的に。どのようにOAタップを配置するかですが。次のつなぎ方がオススメになります。
- 壁のコンセントに、3P・抜けどめあり・雷ガード付きの7口のOAタップを接続
- 持ち運ぶ機器用に、抜けどめなしOAタップをタコ足配線(1回のみ)
最初に雷ガード・3P・抜けどめあり・7口のOAタップ
タコ足配線は、電気機器に良くないため、なるべく避ける必要があります。よって、壁のコンセントに、最初に口数の多い3P抜けどめありのOAタップを接続します。雷ガード付きが良さそうです。
PCやWi-Fiルータ等の情報機器と、テレビやプリンタ等の消費電力が大きい機器はこちらに接続します。
置き場所ですが、ディスプレイの裏やテレビの下など、邪魔にならないところが良さそうです。
次に、抜けどめなしのOAタップ
良く抜き差しするコンセント用に、抜けどめなしのOAタップを接続します。
こちらは3P/2Pどちらでも大丈夫だと思います。
こちらのOAタップは、机の上など、アクセスしやすい場所に置きます。
タコ足配線はなるべく行わないようにします。こちらの抜けどめなしのOAタップからタコ足配線しないようにします。
どうしても口数を増やしたい場合は、3P・抜けどめありのOAタップから増やすようにします。
以上で、抜き差しを考慮しつつ、ノイズに強いOAタップを構成することができました。
電源まわりを見直す場合など、よろしければ参考にしてみて下さい。