見えないフォルダを見えるようにするには

SDカードにある「Mem」というフォルダを、PCの内蔵ストレージにコピーしたのですが。

あれ?どうもフォルダがみえません。

コピーに失敗している雰囲気もなく、エラーも特に表示されず、単に見えない感じです。

見えるようにする手順を記録しようと思います。


見えないフォルダの確認手順

ファイルエクスプローラでは見えず、また設定を変えるといろいろ手順が多くて面倒です。

シンプルかつ確実に済ませるため、コマンドプロンプトから確認します。

  1. スタートメニューで「cmd」と入力します。
  2. 表示された「コマンドプロンプト」を右クリックします。
  3. 「管理者として実行」をクリックします。

  1. cd /d コマンドで、隠しフォルダがあると思われるディレクトリに移動します。ファイル・エクスプローラーのアドレス欄の内容を入力します。
    この例では、E:\に移動してみました。

    cd /d <隠しフォルダがある場所>

    ファイル・エクスプローラーでは隠しフォルダは見えていない状態です。

  2. dir /A:H コマンドを実行します。隠しフォルダを表示する意味になります。
    dir /A:H
  3. この画面の例では「Mem」という隠しフォルダが存在します。
    次の手順で、こちらを見えるように設定します。
    なお「$RECYCLE BIN」「Recovery」「System Volume Information」というフォルダはシステム(Windowsオペレーティング・システム)フォルダのため、表示されても必ず見ないふりをして下さい。

隠し属性・システム属性の解除

  1. 次のコマンドで、隠し属性とシステム属性を解除します。
    attrib /D -H -S <対象のフォルダ名>

    画面にエラーが表示されなければ、解除完了です。


以上で隠しフォルダの属性を解除し、フォルダが見えるようになったと思います。

dir /A:Hコマンドで再確認してみると、たしかにMemフォルダが表示されなくなり、隠しファイル属性が無効になったことがわかります。

SDカードからコピーしたフォルダは、隠しファイル属性の他に、システムファイル属性もついてしまうため、ファイルエクスプローラーから解除しようとするとかなり面倒で、設定画面を行ったり来たりする必要があります。

コマンドで行うとシンプルですので、よろしければお試し下さいませ。

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