シングルボードコンピュータのシリアルコンソールに接続する時。
ボーレートの設定が、Raspberry piの場合115200だったり、ROCK64やNano Piの場合1500000だったり。
ボーレートの切替が、地味に面倒だったりします。
TeraTermの起動時に、ボーレートを指定する方法を記録しておこうと思います。
TeraTermのCOMポートのボーレート指定マクロ
どうやらコマンドラインから指定できないようですので、ttlマクロファイルを作成、ttpmacro.exeと紐づける流れになります。
シリアル接続用のttlファイル作成
たとえばボーレート115200でCOM3へシリアル接続する場合。次の内容のテキストファイルを作成します。
; COM3へ接続します
connect '/C=3'
; ボーレートを設定します
setbaud 115200
ファイルの拡張子は.ttlになります。「Tera Term 115k.ttl」で保存してみました。
同様に、ボーレート1500000で接続する場合は次の内容になります。
; COM3へ接続します
connect '/C=3'
; ボーレートを設定します
setbaud 1500000
ttpmacro.exeにttlファイルを紐づけ
作成したttlファイルを右クリック、「プログラムから開く」を選択します。
「C:\Program Files (x86)\teraterm」フォルダの「ttmacro.exe」を選択します。TeraTermが起動して、指定したボーレートでシリアル接続されるかと思います。
シングルボードコンピュータを使う場合。キーボードやマウス、ディスプレイを接続しなくても、シリアルコンソールのみ接続すれば、手軽に使用することができます。
ttlファイルをダブルクリックすることで、さらに手軽に接続できるかと思います。
宜しければお試しください。
コメント
メニューから設定を保存を押下して、TERTERM.iniを上書き保存すればテラタームを閉じても設定が引き継がれるようになりますよ!
oさん はじめまして
コメント頂きましてありがとうございます!
確かに、おっしゃる通り、設定ファイルを保存すれば、シリアルポートのスピードを覚えてくれると思います。
記事の内容は、Raspberry pi(115200bps)とROCK64やNano Pi(1500000bps)を両方使っていて
あるときはRaspberry Piにつなぎたい
そして次はROCK64につなぎたい
そしてまたRaspberry Piに接続
という使い方を想定しております。
たとえばRaspberry Pi 1台だけに常に接続するのでしたら、この記事の内容は不要ですね。