Raspberry Pi 4版Fedora 37のswapパーティション追加手順

USBストレージから起動したFedora 37 Serverですが。

何かビルドしたりなんだりする場合、swap領域があったほうが、動作が安定するのは確かです。

ルートパーティションを拡張する前に。

Raspberry Pi 4でUSBストレージから起動したFedora 37のパーティションを拡張するには
Raspberry Pi 4に、容量1TBのUSB HDDを取り付けて。 64ビット版Fedora 37 Serverを起動してみまし...

swapパーティションを作っておく手順を記録させて頂こうと思います。


USBストレージから起動したFedora 37のswapパーティション追加

swapパーティションを作る場合ですが、ルートパーティションを拡張する前に行っておこうと思います。

ルートパーティション作成後、swapファイルを作成しても、swap領域を確保することが可能ですが、別の手順になります。

swapパーティション・ファイルともに、問題なくswap領域として使用できます。

容量は、メインメモリの2倍を目安としました。

4GBメモリー版のため、swap領域サイズは8GBにします。

なお、ルートパーティション・swapパーティション以外に、別途パーテイションを作りたい場合、このタイミングで作成します。

  1. cfdiskコマンドを起動します。
    sudo cfdisk /dev/sda

  2. /dev/sda3の容量を拡張します。こちらはルートパーティションになります。拡張する容量は、最大容量からswapパーティション8GB分を引いた値になります。別のパーティションを作成する場合、その分の容量も引いておきます。
  3. 何かswap以外のパーティションを作成する場合、このタイミングで作成します。
  4. swapパーティションを作成します。空き容量を選択し、「新規作成」を選択します。
  5. 容量を指定します。7.9GBになりました。swap領域サイズは自由のため、目安の8GBに近ければ問題ありません。
  6. 基本パーティションは4つまで作成可能です。5つ以上のパーティションを作成する予定がある場合、拡張領域を指定しておきます。今回は4つで運用するため、基本パーティションを選択しました。
  7. 「タイプ」メニューを選択します。
  8. 「82 Linuxスワップ」を選択します。
  9. 「書き込み」メニューを選択します。
  10. 「yes」と入力して変更を反映しました。

swapファイルシステム作成

正しくパーティションが構成されているか、fdiskコマンドで確認します。

sudo fdisk -l /dev/sda

問題なければ、スワップパーティションにスワップファイルシステムを作成します。

sudo mkswap /dev/sda4

作成が完了し、UUIDが表示されました。

こちらのUUIDを指定して、swapパーティションをマウントしたいと思います。


fstabファイル変更

fstabファイルを変更し、swapパーティションをマウントする設定を追加します。

sudo vi /etc/fstab

次の内容になります。

UUID=<swapパーティションのUUID>  swap   swap    defaults   0 0

UUIDが分からなくなってしまった場合、swaplabelコマンドで確認できます。

sudo swaplabel /dev/sda4


再起動後、swap領域を確認

再起動後、正しくswap領域がマウントされているか確認します。

sudo swapon --show

このような感じで、zram0の後に、/dev/sda4がマウントされていれば問題ありません。


以上で、USBストレージにswapパーティションを確保することができました。

設定の流れとしましては、この後に、ルートパーティションの拡張を行う感じかと思います。

Raspberry Pi 4でUSBストレージから起動したFedora 37のパーティションを拡張するには
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