64ビット版Raspberry Pi OSでNAS構築 OpenMediaVault 6 令和5(2023)年1月版

64ビット版のRaspberry Pi OSに、OpenMediaVault 6をインストールしてみました。

USBストレージを取り付けて、SMB/CIFSやNFS、Rsync対応のNASを構築できます。

管理画面は日本語対応で、共有フォルダの作成やユーザアクセス権限の設定など、Webブラウザ上ですべての管理ができるようです。RAID構築やプラグインによる機能拡張にも対応しています。

64ビット対応のRaspberry Pi 4でNASを構築したい場合、最もお勧めの構成です。

構築手順を記録させて頂こうと思います。


NAS用USBストレージの他に、起動用microSDカード必須

使用する機材は下記になります。

Raspbrery Pi 4本体

NASを構築するにあたり、USB 3.0端子に対応したRaspberry Pi 4がお勧めです。また今回Raspberry Pi OSは64ビット版を使用しますので、性能を最大限引き出すことが可能です。

microSDカード

microSDカードは、起動用のストレージとして使用します。OpenMediaVaultの仕様上、起動したストレージと、共有フォルダを作るストレージを必ず分ける必要があります。実はストレージ1つでNASを構築できないか、実際に試したのですが、失敗に終わりました。

起動用ストレージの容量は、それほど多くなくて大丈夫のようですが、32GBで構築したところ、再起動後に起動しなくなった経験がありました。64GBでは問題なく起動しました。

性能を最大限引き出せる「UHS-I U3 A2対応」を選択しましょう。U3は最低読書速度30MB/s保証、A2はランダムアクセスの速さを表します。またV30、V60のような表記がある場合、V30以上を選択しましょう。

Raspberry Pi 4のEEPROMブートローダーが最新版の場合、microSDカードではなく、USBフラッシュメモリーからOpenMediaVaultを起動することも可能です(実験済み)。しかし繰り返しになりますが、NAS用のストレージが別途必要になり、ストレージ用にUSB 3.0端子を2つ使用します。起動はmicroSDカードで問題無い気がします。

USBストレージ

共有フォルダ用の専用ストレージになります。複数台ストレージを接続し、各種RAIDの構成も可能のようです。

Raspberry Pi のUSB端子は電源容量に制限があるため、消費電力が大きいストレージを接続すると、動作が不安定になります。コンセント付きの3.5インチHDDを取り付ける方法が手軽でお勧めです。

2.5インチHDD/SSDを使用する場合、Y字ケーブルで別途電源を供給する必要があります。よろしければこちらの記事を御覧ください。

Raspberry Pi 4にコンセント1つでUSB 3.0 HDDを接続するには
Raspberry Pi 4はUSB 3.0端子が搭載されました。 高速なUSB 3.0対応ストレージを接続できますが、バスパワーの2...

注意が必要なのはSSDです。SSDの機種によって、電源容量不足で動作が不安定になる場合があります。その場合、セルフパワーのUSBハブで電力を供給する必要があります。

SSDについての詳細はこちらの記事になります。

Raspberry Pi 4にSSDを接続してベンチマークを動かしてみました
このような感じで、Raspberry Pi 4 model BのUSB 3.0端子に容量512GBのSSDを取り付けて、ベンチマーク(sys...

Raspberry Pi 4用電源

Type-C対応、電圧5V、電源容量4A(20W)の電源をお勧めします。電源容量が少ないと、画面右上に雷マークが表示されて動作が不安定になります。必ず4A以上を供給できる電源を使用しましょう。

LANケーブル

後述の公式インストールマニュアルで確認したところ。OpenMediaVaultはWi-Fiに対応していますが、初期設定は有線LANで行う必要があるそうです。

またNAS、サーバとして運用する事を考えると、有線LANで接続したほうが、性能を最大限活かせるように思えます。


64ビット版Raspberry Pi OSへのOpenMediaVault 6構築手順

構築の手順は、次の流れになります。

  1. 起動用のmicroSDカード作成
  2. 初期設定・アップデート
  3. OpenMediVault 6インストール
  4. 管理画面ログイン
  5. OpenMediaVault設定(NASとしての各種設定)

Raspberry Pi 4のブートローダーEEPROMが古い場合でも。2番の手順の中で、EEPROMを最新版に更新できます。このあたり、Raspberry Piの公式OSを使用するメリットがありますね。

OpenMediaVault 6インストールの公式手順は、下記になります。こちらの手順がベースになります。

https://wiki.omv-extras.org/doku.php?id=omv6:raspberry_pi_install

では順番に進めて行きましょう。


OSはRaspberry Pi OS Lite(64ビット)を選択

Raspberry Pi Imagerで、microSDカードにOSイメージを書き込みます。

https://www.raspberrypi.com/software/

この時、必ず「Lite版」を選択します。

Liteではない通常版では、OpenMediaVaultインストールが進みません。(実験済み)

絶対にLite版を選ぶ必要がありますので、十分にご注意下さい。

またイメージ書込み前に、歯車アイコンで初期設定を行います。

ユーザを予め作成しますが、「admin」は使用できません。OpenMediVaultの管理用に予約されていますので、必ず別のユーザを作成します。別のユーザは、初期設定やOpenMediaVault以外の機能の管理に使用するかたちです。

  • ホスト名 pi4nasにしてみました
  • SSH有効
  • ユーザ名
    • 一般的にはpi等ですが、セキュリティ上他と被らないものが望ましいです
    • 「admin」は予約済みのため使用不可
  • ロケール
    • タイムゾーン→Asia/Tokyoが選択済み
    • キーボードレイアウト→「jp」と入力するか、カーソル上キーで選択

設定を保存後、microSDカードにLite(64-bit)版イメージを書き込みます。


Raspberry Pi OS Lite(64ビット)の初期設定

Raspberry Pi 4にmicroSDカードをセットします。

このとき、USBストレージは、まだ接続しないほうが良いと思います。これはRaspberry Piがうまく起動しない場合があるためです。取り外しておきます。

ディスプレイ・キーボードを接続して初期設定することも可能ですが。

LANケーブルを接続して、別のPCからSSHで接続して初期設定しようと思います。

他のパソコンでRaspberry PiのIPアドレスを調べるには
ずばり、NirSoftさんのWNetWatcher.exeを使うと楽です。

起動後、イメージ書込み前に作成しておいたユーザでログインしました。


Wi-Fiの国設定

国設定を行わないと、ログイン時に警告が表示されるのですね。

raspi-configで行っておきました。

sudo raspi-config

5 Localisation Options→L4 WLAN Country→Jキーを4回ほど押して「JP」選択


静的IPアドレス設定

※23.10.10追記:

IPアドレスの設定は、OMVインストール後に、OMVのGUIから行う必要がある、との情報が御座いました。

DHCPにてOMVインストール後、GUIから設定を行うほうが、動作が安定するそうです。

NASとして使用するということで。有線LANに接続し、静的IPアドレスを割り当てたほうが、今後使用するうえでトラブルは少ないのかなと思います。

dhcpcd.confファイルを編集して、eth0デバイスに静的IPアドレスを割当ました。

sudo vi /etc/dhcpcd.conf

44行目付近になります。

編集完了後、再起動すると割り当てたIPアドレスでアクセスできます。

OpenMediaVaultのインストールを始める前に、再起動して静的IPアドレスでSSH接続できるかどうか、確認しておいたほうが良いと思います。


OS更新

aptコマンドでOSを更新します。

sudo apt update
sudo apt upgrade -y

令和5年(2023年)1月現在。アップデートによりDebianのバージョンが11.5から11.6に変わりました。

OpenMediaVault 6のインストールに特に影響はなく、11.6に更新しても特に問題ありませんでした。


USBストレージのパーティション削除

共有フォルダとして使用するUSBストレージのパーティションは、予め削除しておきました。

sudo cfdisk /dev/sda

パーティション削除後、USBストレージは取り外しておきます。

後でRaspberry Piを再起動しますが、USBストレージが接続されていると、先に進まなくなる場合があるためです。

今は取り外しておいて、あとでWeb管理画面に入ってから取り付けましょう。


OpenMediaVault 6インストール開始

それではメインのOpenMediaVault 6をインストールしましょう。

下記のコマンドになります。

wget -O - https://github.com/OpenMediaVault-Plugin-Developers/installScript/raw/master/install | sudo bash

実行すると、インストールが開始され、各種パッケージのダウンロードや自動設定が行われます。

microSDカードの速度にもよりますが、30分程度かかりました。

のんびり待ちましょうね。

このような感じでずっとログが流れて行きます。

そして最後がこちら。この表示のあと、SSH接続が切断され、Raspberry Piが再起動します。

SSH接続が切断されたら、再起動を待つ感じです。

コンソール(ディスプレイ・キーボード)を接続している場合、そちらで再起動を確認します。

静的IPアドレスを割り当てた場合、pingで再起動完了を待ちましょう。


Raspberry Pi 自動再起動後、Webブラウザで初期設定

再起動が完了してしばらく待つと、Webブラウザで初期設定画面にアクセスできるようになります。

IPアドレスまたはホスト名.localでアクセスします。

http://pi4nas.local

ログイン画面が表示されましたでしょうか?


OpenMediaVault 6の初期設定・ファイルシステム作成

続いて、NASとしての設定に移ります。

adminログイン・メニューの日本語化

初期ユーザ/パスワードは、admin/openmediavaultのようです。

ログインできましたでしょうか?

ログインできましたら、右上User settingsアイコン→Language→日本語を選択して、メニューを日本語化してしまいましょう。

ホーム画面が日本語表示に変わりました。


USBストレージの取り付け

それでは、Raspberry PiのUSB端子にストレージを取り付けましょう。

私は2.5インチHDDを取り付けましたが。

普通に3.5インチ外付けHDDを取り付けるほうが楽です。


ファイルシステムの作成

ホーム→ストレージ→ディスクを選択しますと。

取り付けたUSBストレージが認識されています。

デバイスは/dev/sdaになります。複数のUSBストレージを取り付けた場合、sdb, sdc・・・のように複数認識されると思います。

ストレージ→ファイルシステムに移ります。

画面左上の+アイコン→作成メニューを選択して、ファイルシステムの作成に入りましょう。

デバイス欄は、接続したUSBストレージを選択します。

タイプは既定でEXT4が選択されています。何か他に使用したいファイルシステムがあれば、6種類から選べるようです。

「保存」ボタンをクリックして、ファイルシステムを作成します。

以上で、USBストレージにパーティションを作成して、共有フォルダを作成する準備ができました。

暫く待つと、ファイルシステムが作成され「閉じる」ボタンが押せるようになります。


ファイルシステムのマウント

ファイルシステム作っただけでは、マウントされないのですね。

+→マウントメニューを選択します。

先ほど作成した/dev/sda1を選択して保存しました。

「Pending Configuration Changes」は、「変更を反映しますか?」の意味かと思います。

この黄色い帯が出ましたら、右端のチェックをクリックしましょう。これで設定変更が反映されて、次のステップに進めます。


SMB/CIFS設定

SMB/CIFSサービス有効化

Windows PCからNASとして使用するために。

SMB/CIFS設定に進もうと思います。

まずはサービスを有効化します。

サービス→SMB/CIFS→設定を選択します。

基本的な設定は

  1. SMB/CIFSサービス「有効」
  2. 参照可能有効
  3. Sendfileを使用する有効
  4. 非同期I/O有効

このあたりで保存→黄色い帯→チェックで反映という感じでしょうか。


共有フォルダ作成

サービスを有効にしましたが。

共有フォルダはまだ有りませんので、作る必要があります。

サービス→SMB/CIFS→共有に進みます。

「作成」をクリックします。

共有フォルダの作成は、さらに「Shared folder」欄の右端の+ボタンをクリックします。

共有フォルダの名前を入力後、ファイルシステムを選択します。

保存で戻って。

ゴミ箱が必要な場合、「有効化」をお忘れなく。

保存→黄色い帯→適用チェックの流れになります。


ユーザのパスワード設定

最後にアクセス可能なユーザの作成/パスワード設定を行います。

既にユーザを作成してある場合でも、SMB/CIFSアクセスのために、パスワードを再度設定する必要があるようです。

画面左上の編集(ペンのアイコン)から、ユーザの編集画面に移ります。

こちらで改めて、OMV用のパスワードを入力・保存しました。

別途、ユーザの追加が必要な場合、続けて追加しておきましょう。

以上で基本的なNASの設定が完了しました。

他のPCから、SMB/CIFSサーバとして、Raspberry Pi 4にアクセスが可能になったかと思いますが、如何でしょうか?


ファイルの転送速度測定

Windows PCからNASとしてアクセスした場合の、ファイルの転送速度を測定してみました。

次の環境になります。

  • Windows PCとRaspberry Piを、ギガビット・スイッチに接続
  • スイッチは家庭用の5ポートモデル
  • Raspberry PiのUSB 3.0端子に、2.5インチHDD 容量1TBを接続し、NAS用ストレージとして使用
  • 起動用メディアは、microSDカード容量64GB UHS-I U3対応。

測定は、CrystalDiskMarkさんを使用させて頂きました。

https://crystalmark.info/ja/software/crystaldiskmark/

フォルダーの選択→NASの共有フォルダを指定しました。

測定結果は次のようになりました。

Raspberry PiのUSB 3.0端子は、最大5Gbpsの仕様ですが。

やはりGigabit Ethernet、1000BASE-Tの実質的な転送速度が100MB/s前後で、そちらが転送速度の最大値になっている感じでしょうか。

PCを1台のみ接続して測定しました。複数のPCを接続した場合の結果は変わるのだと思いますが。

おうちLANで、小規模で使用する場合は、十分に実用的な速度が得られる事がわかりました。


NAS構築お疲れ様でした!

十分に実用的な速度で動いている、ということがわかりましたが。機能面につきまして。

今回はSMB/CIFSサーバでしたが。標準の状態で、FTP、NFS、RSyncサーバとしての設定が可能です。さらに、Extrasによる機能拡張が可能です。

またExtras以外に、Dockerによる機能追加も可能です。Nextcloudサーバ機能をOMV管理下のDockerで動かすことも可能のようです。

64ビット版の公式Raspberry Pi OSで動かしているということで。今後もOSが継続的サポートされると思いますので、長期的な運用が可能かと思います。

Raspberry PiでNASを作りたい場合、最もお勧めの方法となります。※令和5(2023)年1月現在

ぜひご活用下さい!

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コメント

  1. 浅倉敏博 より:

    ご教授頂きたい内容があります。記載手順通りに進めるのですが、OpenMediaVault6のインストールを終えてリブートした後、PCから当該IPにアクセスしてもWebGUI画面が表示されず、サーバーは正常にインストールされ、動作しています。さらに構成が必要です。(日本語に翻訳)がブラウザに表示されて進みません。何を構成すればよいのでしょうか?

    • hide より:

      はじめまして。コメント頂きまして、誠にありがとうございます。

      「サーバーは正常にインストールされ、動作しています。さらに構成が必要です。(日本語に翻訳)」と表示されると内容ですが。

      以下、直接画面を拝見しておらず、推測で大変恐縮ですが。
      こちらのメッセージは、OpenMediaVaultの管理ページではなく、WebブラウザのNginxのインストール完了画面が表示されているのかな、という印象を受けました。

      公式フォーラムの情報になります。
      https://forum.openmediavault.org/index.php?thread/41501-omv-installation-fails-and-welcome-to-nginx-page-shows-up-insted-of-web-gui/

      使用されているRaspberry Piの機種は、何になりますでしょうか?

      Raspberry Pi 2等、対応していない機種では、Nginxのページが表示されるようです。

      Raspberry Pi 4は対応しておりますので、その場合はインストール手順を調整する必要がある可能性が御座います。
      (記事の内容が古くなっている可能性があり、大変恐縮です。)

  2. 浅倉敏博 より:

    早々にお返事、ありがとうございます。PCからWebアクセスして表示されるページはご指摘の通りNginxのページです。Rasbery Piは Pi4の8GBになります。インストール手順の調整とは具体的にどのような内容となりますでしょうか?何卒よろしくご教授の程お願いします。

    • hide より:

      こんばんは。
      機種をお知らせ頂き、ありがとうございます。Pi 4 8GBはOpenMediaVaultに正式に対応していると思います。

      はい、具体的に最新情報を得るため、インストール手順を改めて確認しましょう。
      公式ページはこちらになります。
      https://docs.openmediavault.org/en/latest/installation/on_debian.html
      Raspberry Pi用のスクリプトはこちら、とあります。
      https://github.com/OpenMediaVault-Plugin-Developers/installScript

      最新の、公式のRaspberry Pi OS用のインストール手順は以下になります。
      sudo wget -O - https://github.com/OpenMediaVault-Plugin-Developers/installScript/raw/master/install | sudo bash
      または(curlを使用する場合)
      sudo curl -sSL https://github.com/OpenMediaVault-Plugin-Developers/installScript/raw/master/install | sudo bash
      ・・・・
      記事でご紹介した手順と全く一緒でした。こちらの方法で全く問題御座いません。

      対応機種と、インストール手順に問題は無いとわかりましたので、他の要因かと思います。
      推測で恐縮ですが、思いつく対応を挙げさせて頂きます。

      microSDカードの故障/空き容量 →他のmicroSDカードで試すことはできますか?
      Raspberry Pi OSの破損→アップデートに失敗して破損する場合がありますので、再度、最新版にアップデートしてみてはいかがでしょうか?
      通信環境の問題 → パッケージのダウンロードに失敗した可能性があります。通信品質はいかがでしょうか?

  3. 浅倉敏博 より:

    早々のご教授、ありがとうございます。
    手順については特に変更が無いとの事ですね!
    microSDカードですが、手持ちに32GB、64GB、128GB、256GBがあり64GBのGIGASTONE製ではRasberyPiOSそのものがエラーとなりました。2枚とも同様なため相性の問題かなと考えます。32GBで問題なくRasbery Piは立ち上がりました。通信環境ですがこちらはIPoE環境でダウンロードスピードは概ね600MB近くで安定しております。一点気になる事ですが、OMV6インストールの段階で30分程度時間を要するとの記述がありましたが、15分程度完了しています。完了後も、自動的にリブートは掛からず、手動でリブートしました。(これが原因でしょうか?)今一度curlを使用してインストールを試してみます。進展があればご報告します。ありがとうございました。

    • hide より:

      こんばんは。

      なるほど、microSDカードと通信環境はそのような状況でしたか。

      OMV6インストールが15分程度で完了しているお話は、気になります。
      NGINXのインストールは完了したものの、OMV6本体のインストールが途中で停止してしまって、
      「さらに構成が必要です」と表示されるとすれば、矛盾がない感じがします。

      15分くらいで止まってしまっているのが問題かと思います。

      原因の切り分けですが
      OMVのインストール前に、apt updateとapt upgradeは完了していますでしょうか?
      完全にOSを最新の状態にしてから、OMVをインストールして頂くと、aptが原因ではない、ということになります。

      自動で再起動せずに、途中で止まった場合ですが
      どのようなメッセージが表示されますでしょうか?
      記録して頂くと、何かわかるかもしれません。

      手動で再起動せずに、もう一度インストーラーを実行してみるという手もありそうですが・・・
      まずは、どのようなメッセージが表示されるかが鍵かもしれません。

  4. 浅倉敏博 より:

    おはようございます。
    早々アドバイスをありがとうございます。
    apt updateとapt upgradeは完了しています。
    OMVインストールを再度実施した際の時間について正確に把握します。
    メッセージについては記録を残します。
    上記の作業についてですが、10月にずれ込みそうです。
    重ね重ねありがとうございます!!

    • hide より:

      おはようございます。
      OS更新は完了しているとのお話で、手順に全く問題ないと思います。

      期間を置いて、その間にOMVのインストーラーが改善されていると良いですね。
      次回はインストールが最後まで進むことを願っておりますが
      何かありましたら、またコメントを書き込んで頂ければと思います。

  5. 田所 工作 より:

    よろしくお願いします、2,3回OSから入れなおして正常に使えていたのですが、10/7の夜新規に入れなおしてからwebでログインできなくなりました、やり方は以前と同じです、よく見るとOS起動時にネット接続がfailedになってます、OMV6入れるまではラズパイ4+64bit lite無線lan環境で正常に動いてました、何回入れなおしてもOMV6インスト後は起動でネットがfailedになってます、IPV6無効化、IPアドレス固定やっても同じです。

    • hide より:

      こんばんは。コメント頂きまして、誠にありがとうございます。

      ネット接続がfailedになっていまう現象とのお話から、情報収集してみました。
      https://forum.openmediavault.org/index.php?thread/42728-no-network-connection-after-omv-6-new-installation/
      OMVのフォーラムにて、Raspberry Pi 4B 8GBにOMV6を新規インストールしたところ、ネットワーク接続不通になる現象の報告がありました。
      次のコマンドで、ネットワークインタフェースを再設定してみては、との情報がありました。
      omv-firstaid
      OMVは、ネットワーク設定を、OMVのGUIから行う必要があるそうです。
      このため、Raspberry Pi OS側で静的IPを割り当てると、動作が不安定になるため、OMVのGUIからネットワーク設定を行ってほしい、という内容でした。
      このあたり、何か関係はありそうでしょうか?

      • 田所 工作 より:

        大変、申し訳ありません、以前成功した時とSDカードが違ってました、64Gから高速の16Gに変えてました、戻しましたら開きました、お騒がせして申し訳ありません。
        firstaid覚えておきます。
        まだ、ご教授していただきたいことあります、セッチング終われば、よろしくお願いいたします。

        • 田所 工作 より:

          うまくいけると思ったんですが、やはり容量の大きいカードに変えても同じでした。firstaid使いネットワーク見ましたらno foundです、おそらくインストールが最後まで通っていないように思います、お手数おかえしましたが、次のアップデートを待ちたいと思います。

          • hide より:

            こんばんは。
            コメント頂き誠にありがとうございます。

            なるほど、インストールが最後まで通っていないように思えるとのお話ですが
            他の方のコメントでも、そのような症状になる場合があるようでした。

            最後までインストールされると、自動的に再起動するのですが
            途中で止まってしまって、手動で再起動した、とのお話でしたが、同様な状況でしょうか?
            その場合、途中で止まった画面から、何か情報が得られる可能性が御座います。

            インストールが最後まで通らない情報を、OpenMediaVaultのフォーラムで調べてみました。
            https://forum.openmediavault.org/index.php?thread/38612-raspberry-pi-install-not-working/
            2021年5月の情報のため、少し古いのですが、下記の指摘がありました。

            • Raspberry Pi OSは必ずLite版を使用する
            • SDカードの書き込みに失敗すると、うまくインストールできない。このため、Raspberry Pi Imagerではなく、Blena Etcherを使用して書き込むこと
            • 64ビット版よりも、32ビット版を使用すること。ベータ版の64ビット版もインストールする価値はある。 ←現在は64ビット版が正式サポートされているため、問題ありません。
  6. 田所 工作 より:

    有線lanにしましたら成功しました、ありがとうございます。ひとつ教えて頂きたいのですがスマホでもwindowsのように閲覧だけでいいので無線ネットワーク内のスマホ対応のandroid標準機能かgoogleアプリありますでしょうか。

  7. 田所 工作 より:

    また一つ教えていただきたいのですが、OSのアップデートをしたいのですが、OMVが起動している状態でsshで元のIPにアクセスができました。再起動もさせましたが、良いのでしょうか、普通 OMVが成立するとアクセスできなくなると聞いたのですが。

    • hide より:

      こんばんは。コメント頂きありがとうございます。

      | すいません、x-plore入れたら、いきなりgmailのパス教えろとか言われたので、すぐアンインストしました。android標準かgoogleアプリでは今はないということですね、了解いたしました。

      申し訳ありません、私はAndroid端末は今は全く使っていません。
      そのため、古い情報をお伝えした可能性がございます。
      怪しいアプリは使わないほうが良い、同意いたします。

      | また一つ教えていただきたいのですが、OSのアップデートをしたいのですが、OMVが起動している状態でsshで元のIPにアクセスができました。再起動もさせましたが、良いのでしょうか、普通 OMVが成立するとアクセスできなくなると聞いたのですが。

      SSHのアクセスできなくなる、というのは私は存じません。
      特に問題なく、sshアクセスできています。

  8. 浅倉敏博 より:

    お久しぶりです。
    ようやくRasPi4が手元に戻ってきたのでNAS構築に改めて取り組みました。
    OMV6のインストールが短時間で止まる現象ですが、画面を確認するとアンサポートのメッセージが表示されておりました。RaspiOSは最新のbookworm(Debian12)のライト版32bitをインストールしておりました。試しにレガシーのbullseye(Debian11)のライト版32bitをインストールしてOMV6をインストールしたところ問題なくセットアップが完了しました。ご報告が遅くなり申し訳ございません。度重なるご教授に感謝します。

    • hide より:

      お久しぶりです こんばんは!
      コメント頂きまして 誠にありがとうございます。

      なるほど、Debianのバージョンによって、そのようなメッセージが表示されるのですね。
      無事解決おめでとうございます!
      セットアップが完了したとのお話、お聞きして安心致しました。
      良いご経験を投稿頂き、こちらこそ、感謝致します。
      構築されたNASのご活躍を願っております!

  9. MK より:

    お世話になります。私MKと申します。初めてメールをさせて頂きます。貴殿の情報をベースにラズパイ上にNAS環境を構築、安定した運用を継続させて頂いております。運用開始直後からOMVのアップグレード可能との表示が出ているため、アップグレードを試みると”** CONNECTION LOST **”のメッセージが表示されて正常に終了する事が出来ない為、色々ネット検索していますが解決策が見つかりません。何卒ご支援頂けないでしょうか、宜しくお願い致します。以下は簡単な当方の環境を記させて頂きます。HW①:SABRENT USB 3.2, 4ベイ2.5インチSSD/ HDD、ドッキングステーション、ファン付き HDD 4台(1TB×2、750GB×2) HW②:RaspberryPi 4B 4GB OS (legacy 64Bit) Lite Debian Bullseye SW:OpenMediaVault:Ver6.9.4-2(Shaitan)
    エラー内容:Reading package lists…
    Building dependency tree…
    Reading state information…
    Calculating upgrade…
    The following packages will be upgraded:
    adduser base-files bind9-host bind9-libs cpio curl dbus distro-info-data
    dpkg dpkg-dev file firmware-atheros firmware-brcm80211 firmware-libertas
    firmware-misc-nonfree firmware-realtek libblas3 libbsd0 libc-bin
    libc-dev-bin libc-devtools libc-l10n libc6 libc6-dbg libc6-dev
    libcamera-apps-lite libcamera0 libcurl3-gnutls libcurl4 libdbus-1-3
    libdpkg-perl libflac8 libgssapi-krb5-2 libgstreamer-plugins-base1.0-0
    libjson-c5 libk5crypto3 libkrb5-3 libkrb5support0 liblapack3 libmagic-mgc
    libmagic1 libncurses6 libncursesw6 libssl1.1 libtinfo6 libudev1 libwebp6
    libwebpdemux2 libwebpmux3 libx11-6 libx11-data libxpm4 locales logrotate
    ncurses-base ncurses-bin ncurses-term openssh-client openssh-server
    openssh-sftp-server openssl python3-libcamera python3-picamera2
    raspberrypi-sys-mods raspi-config rpi-eeprom ssh systemd-sysv udev
    69 upgraded, 0 newly installed, 0 to remove and 0 not upgraded.
    Need to get 114 MB of archives.
    After this operation, 5103 kB of additional disk space will be used.
    Err:1 http://archive.raspberrypi.org/debian bullseye/main arm64 libc6-dbg arm64 2.31-13+rpt2+rpi1+deb11u7
    Could not resolve ‘archive.raspberrypi.org’
    長文の為、以下は省略となります。

    • hide より:

      こんばんは。コメント頂き誠にありがとうございます。
      掲示板のため第三者に見えてしまうため、お名前を伏せさせて頂きました。ご了承下さい。

      OMVのアップグレードが行えないとのお話。
      エラー内容を拝見致しました。

      この部分がエラーの内容のようです。
      Err:1 http://archive.raspberrypi.org/debian bullseye/main arm64 libc6-dbg arm64 2.31-13+rpt2+rpi1+deb11u7 Could not resolve ‘archive.raspberrypi.org’

      以下の内容です。

      • http://archive.raspberrypi.org/debianから
      • bullseye/main arm64用の、libc6-dbg arm64 2.31-13+rpt2+rpi1+deb11u7をダウンロードしようとしたところ
      • 「Could not resolve ‘archive.raspberrypi.org’」archive.raspberrypi.orgが見つかりません

      resolveできないということで、DNS(サーバ)に問い合わせたところ、該当のIPアドレスが見当たらなかった、という内容かと思います。
      Raspberry Piからarchive.raspberrypi.orgにアクセスできない状況のようです。

      原因の切り分けですが

      1. ネットワークの問題かどうか確認→Windows PCやスマートフォンから、「archive.raspberrypi.org」にアクセスできるか確認。
      2. Raspberry Piから、インターネットにアクセスできるかどうか確認。ping www.google.com等、archive.raspberrypi.org以外にアクセスを確認。
      3. Raspberry Piから、archive.raspberrypi.orgにアクセスできるかどうか確認。「ping archive.raspberrypi.org」

      Webブラウザでarchive.raspberrypi.orgにアクセスしたところ、このような画面が表示されました。
      Webブラウザでアクセスできるかどうか確認

      サーバのメンテナンスや、サーバ障害等で、archive.raspberrypi.orgが一時的にアクセスできなかった可能性もあります。
      改めてアクセスしてみて、ご確認頂いてみてはいかがでしょうか?

      PCからアクセスできて、Raspberry Piからアクセスできない場合は、ネットワークに問題は無いと思いますので、まずはそのあたりを切り分けてみてはいかがでしょうか?

      • 水野一己 より:

        HIDE様
        早々のご対応に感謝致します。ご指摘の事項は以下の通りです。
        1.同一N/W上のWindows/PCから、「archive.raspberrypi.org」にアクセスOK。
        2.同一N/WのRaspberry Piから、ping http://www.google.comやarchive.raspberrypi.org等にインターネットアクセスが出来ていないことがわかりました。いずれも”Name or service not known”が出ます。Raspberry Piに対してSSH接続して確認していますが、どうもこのあたりから調査する必要がありそうです。
        OMVのネットワーク/プロキシーの設定かRaspberry PiにてプロキシーHTTP/HTTPSの設定が必要なのかなって感じですが、いずれにしても設定内容が分かりません。ご支援頂けないでしょうか?宜しくお願い致します。

        • hide より:

          こんばんは。コメント頂き誠にありがとうございます。
          なるほど、Raspberry Piからインターネットへのアクセスができていないとのお話。
          一方、SSH接続はできているとのことで、LAN内の接続はできている感じでしょうか。

          はい、OMVのネットワーク設定をご確認頂いたほうが良いと思います。
          OMVをインストールすると、ネットワークの設定がOMV経由で可能になる反面、設定が変わってしまうことがあるそうです。

          PCからWebブラウザで、OMVの設定画面にアクセスすることは可能でしょうか?

          システム→ネットワーク→インターフェースにて、ネットワーク設定をご確認下さい。
          特に「ゲートウェイアドレス」と「DNSアドレス」の設定が重要です。
          この2つが設定されていない/設定が誤っている場合、LAN接続はできてもインターネットにアクセスできない動きになるようです。

          具体的な設定手順ですが、OMV公式のマニュアルはこちらになります。
          https://docs.openmediavault.org/en/latest/administration/general/network.html#interfaces
          ゲートウェイアドレスは、ルータのIPアドレスを入力。
          DNSサーバのアドレスは、ルータと同じIPアドレスを設定後、インターネット接続できない場合は「8.8.8.8」のgoogle DNSを使用、と書いてあります。

          もしもOMVの設定画面にアクセスできない場合は、別の手段を探しましょう。その旨お知らせ下さい。

          • 水野一己 より:

            HIDEさん、おはようございます。今回も迅速かつ丁寧なご支援本当に感謝致します。
            さて、PCからwebブラウザで,OMVの設定画面にアクセスして下記を確認しましたが、ネットワーク/インターフェイスにてネットワーク設定内にゲートウェイアドレスは確認できましたが、DNSアドレスを設定する箇所が見つかりません。ご教授頂いたOMV公式マニュアル内にも”DNS設定を空のままにしないで下さい”と記載はあります。
            当方で確認できるのは、「デバイス:eth0 タイプ:ethernet メソッド:iPV4-スタテック アドレス:iPV4-192.168.3.100 ネットマスク:iPV4-255.255.255.0 ゲートウェイ:iPV4-192.168.3.1 MTU:0 WOL:無し Tags:無し」以上9項目です。
            OMVのバージョンは6.9.4-2(Shaitan) Linux 6.1.21-v8+です。バージョンによって表示が異なるのでしょうか?もしくは当方の確認場所が正しくないのでしょうか?
            引続きご支援のほど宜しくお願い致します。

  10. 水野一己 より:

    HIDEさん
    お世話になります。水野です。漸くアップデートを成功させる事が出来ました。
    HIDEさんからのアドバイスを何回も振り返りして見ていたら、ネットワーク/インターフェイスの編集の中で「高度な設定」の項目に「MACアドレス」、「DNSサーバ」、「検索するサーバ」を見つける事ができ、所定の項目に設定を完了しアップデートを完了させる事が出来ました。これまでのご支援に感謝致します。本当にありがとうございました。

    • hide より:

      水野さんこんばんは。コメント頂き誠にありがとうございます。
      無事アップデートを完了させて、問題を解決されたとのお話。
      お聞きして、安心致しました。

      さらに最終的に、ご自身で突破口を開いたお話をお聞きできて、本当に素晴らしく感じました。
      ご解決おめでとうございます!