最初、Debian 11系統に従って、/etc/network/interfacesファイルを編集したのですが。
どうもRaspberry Pi OSの場合は違うのですね。
DHCPと静的IPの2つのIPアドレスが割り当てられてしまいました。
静的IPアドレスのみ割り当てる手順を記録しておこうと思います。
Raspberry Pi OS 64ビット Bullseye版の静的IPアドレス設定手順
こちらの情報がベースとなります。
https://forums.raspberrypi.com/viewtopic.php?t=336249
systemdのNetworkManagerではなく。
dhcpcdで管理されているため、その設定ファイルを編集する必要があるようです。
なお、ここでは、有線LANデバイスであるeth0の設定を変更しています。
- /etc/dhcpcd.confファイルを編集します。
sudo vi /etc/dhcpcd.conf
- 45行目付近を編集、static ip_address、routers、domain_name_servers行のコメントを無効にして、設定値を記入します。
- ipコマンドでeth0デバイスを再起動して設定を反映しました。
sudo ip link set eth0 down;sudo ip link set eth0 up
念のため、OSを再起動して、正しく静的IPアドレスのみ適用されている事を確認しました。
Raspberry Pi OSの元となるOSですが、確かにDebianがベースになっています。
Debian系統のOSは、バージョンごとにそれぞれ、静的IPアドレスの正しい設定手順が存在します。
しかし、どうもRaspberry Pi OSとDebianでは、設定手順が異なるように思えます。
推測ですが、過去のRaspbianとの互換性等の理由から、設定手順がカスタマイズされている感じもします。
数年おきにベースとなるDebianのバージョンが更新され、新しい設定手順が登場する場合もあるかと思います。
その時までは、とりあえず、こちらの手順で設定すれば大丈夫かなと思います。