Raspberry Pi OS 64ビットの静的IPアドレス設定 令和5年(2023年)1月版

最初、Debian 11系統に従って、/etc/network/interfacesファイルを編集したのですが。

どうもRaspberry Pi OSの場合は違うのですね。

DHCPと静的IPの2つのIPアドレスが割り当てられてしまいました。

静的IPアドレスのみ割り当てる手順を記録しておこうと思います。


Raspberry Pi OS 64ビット Bullseye版の静的IPアドレス設定手順

こちらの情報がベースとなります。

https://forums.raspberrypi.com/viewtopic.php?t=336249

systemdのNetworkManagerではなく。

dhcpcdで管理されているため、その設定ファイルを編集する必要があるようです。

なお、ここでは、有線LANデバイスであるeth0の設定を変更しています。

  1. /etc/dhcpcd.confファイルを編集します。
    sudo vi /etc/dhcpcd.conf

  2. 45行目付近を編集、static ip_address、routers、domain_name_servers行のコメントを無効にして、設定値を記入します。
  3. ipコマンドでeth0デバイスを再起動して設定を反映しました。
    sudo ip link set eth0 down;sudo ip link set eth0 up

念のため、OSを再起動して、正しく静的IPアドレスのみ適用されている事を確認しました。


Raspberry Pi OSの元となるOSですが、確かにDebianがベースになっています。

Debian系統のOSは、バージョンごとにそれぞれ、静的IPアドレスの正しい設定手順が存在します。

しかし、どうもRaspberry Pi OSとDebianでは、設定手順が異なるように思えます。

推測ですが、過去のRaspbianとの互換性等の理由から、設定手順がカスタマイズされている感じもします。

数年おきにベースとなるDebianのバージョンが更新され、新しい設定手順が登場する場合もあるかと思います。

その時までは、とりあえず、こちらの手順で設定すれば大丈夫かなと思います。

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