aarch64版のFedora 29 Serverをダウンロードさせて頂き、Raspberry Piで起動してみました。
(※18.11.3時点)通常のFedora ARM版のホームページからダウンロードできず、別途ダウンロードのリンクを探す必要がありました。リンク情報等を記録させて頂こうと思います。
※19.11.4追記:より新しいFedora 31をインストールされる場合、宜しければこちらの記事を御覧ください。
目次
Raspberry Piでaarch64版Fedora 29を起動するには
rawイメージのダウンロード
Fedora 29から、通常のARM用FedoraイメージをRaspberry Piで起動できるようになったようです。しかしダウンロードページのリンクは32ビット版でした。
64ビット版イメージのダウンロードサイトを探すため、下記のミラーリンクを参照致しました。
バージョン29のaarch64リンクから、国名JPサイトのリンクを参照させて頂きました。
国内では、たとえばこちらのサイトにてFedora 29 Server aarch64版rawイメージが公開されているようです。
JAIST 北陸先端科学技術大学院大学さんのリンクになります。
rawイメージの書き込み
xz圧縮されたrawイメージを、microSDカードに書き込みます。
microSDカードはUHS-I U1のものを使用しました。microSDカードは劣化と相性の問題があるようです。うまく動作しない場合、別のmicroSDカードで試すとうまく動作する場合がある感じです。
Fedora 29 Server起動
上記のリンクからダウンロードさせてい頂いたrawイメージを、Raspberry Piで起動することができました。
起動後、画面の指示に従い、初期設定を行います。
- Language settings
- 40 Japan
- 1 Japanese (Japan)
- Time settings
- Change timezone
- 2 Asia
- 72 Tokyo
- Change timezone
- Network configuration
- ホスト名、IPアドレスの設定が可能です
- Root password
- rootユーザーのパスワードを入力します。
- User creation
Cockpitへのアクセス
Server版は、既定でWeb版の管理コンソールがインストールされるようです。他のPCからWebブラウザでアクセスが可能です。
http://<Raspberry PiのIPアドレス>:9090
スマートフォン等からアクセスした場合でも、「端末」にてターミナルにアクセス、コマンドの実行が可能のようです。
/(ルート)パーティションの拡張
/(ルート)パーティションは、LVMで5.8GB確保されています。
microSDカードの残りの容量を使用する場合、Raspberry Pi Wikiの情報に基づき、パーティションの拡張を行いました。
growpart /dev/mmcblk0 3
pvresize /dev/mmcblk0p3
lvextend -l +100%FREE /dev/fedora/root
xfs_growfs -d /
64GBのmicroSDカードの場合、パーティション拡張後の空き容量は56GBになりました。
システムアップデート
忘れすにシステムのアップデートを行っておきましょう。
dnf update
以上でざっくりと初期設定が完了しました。
2018年現在、アプリケーションソフトウェア(パッケージ)のインストールは
- dnfでインストール
- snapdでインストール
- dockerでインストール
等、様々な形態でインストールが可能のようです。
さあ、どんなアプリケーションをインストールして遊びましょうか?