WordPressデータのバックアップ手順 Docker for Mac構築版

以前作成しました、Mac版のWordPressサーバ

消失やバージョンアップ等に備えて、WordPressデータのバックアップを行いたいと思います。

一度、サービスを止めるかたちのコールドバックアップですが、完全なバックアップが安全に取れると思います。

尚、Mac版のWordPress環境の構築は、こちらの記事です。docker-composeを使用しております。

  1. WordPressを構築したフォルダに移動します。
    cd wordpress
  2. docker-composeで稼動状態を確認します。
    docker-compose ps

    下図のように、2つのコンテナが動作していると思います。
    docker-compose%e7%a8%bc%e5%8b%95%e7%8a%b6%e6%85%8b

  3. コンテナを停止します。
    docker-compose down

    その後、状態を見ると、コンテナから無い状態です。
    docker-compose%e7%a8%bc%e5%8b%95%e3%81%aa%e3%81%84

  4. WordPressのデータは、すべて.dataのフォルダに入っています。
    wordpress%e3%83%87%e3%83%bc%e3%82%bf%e7%94%a8%e3%82%b5%e3%83%96%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%ab%e3%83%80
    docker-compose.ymlのvolumesで設定した通り、dbサブフォルダの中にmysqlのテーブルその他データ、htmlサブフォルダの中にWordPressの本体や、プラグイン、テーマ、アップロードしたメディアなどが格納されています。
  5. コンテナが停止した状態で、WordPress環境構築フォルダごとバックアップしましょう。
    例:7zipで圧縮バックアップして、wordpress_backup_<日時>.7zファイルを作る場合。

    cd ..
    7z a wordpress_backup_`date +%Y%m%d%H%M`.7z wordpress

    ※7zコマンドのインストールは、記事最後の補足をご参照下さい。

  6. バックアップが終わりましたら、元の通りサービスを稼働させます。
    cd wordpress
    docker-compose up -d
    

以上でバックアップは完了になります。

docker-composeでvolumesを設定しておいたため、バックアップ操作はそんなに複雑ではありませんでした。

また、docker-compose.ymlファイルを含んだ環境ごとバックアップしてしまえば、他のMacや他のポート番号で動かす場合も、バックアップしたフォルダを展開するだけで済みます・・・docker-composeは大変利便性が高いと思います。


※補足情報
homebrew導入済みの場合、7zipは次のコマンドでインストールします。

brew install p7zip
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