Windows版Podman.exeの環境を入れ直すには

先日導入しました、WSL2版のPodmanですが。

日々機能が追加されており、安定しているとは言えない状況です。※22.10.29現在。実装状況はリリースノートを御覧頂ければと思います。

Podman環境の入れ直しに備えて、環境の削除手順を記録しておこうと思います。


Podman.exe環境の削除手順

削除する前に。必要があれば、コンテナの内容をバックアップしておいて下さい。

Podman流のバックアップ手順は、後で別の記事にさせて頂こうと考えてます。

単純にPodman.exeをアンインストールしても、Windowsのユーザプロファイルにマシンやポッドの情報が残っており、またWSLにもベアメタルが残っております。

それらの残った情報を削除しようとしても、WSLが動作していると、ファイルがロックされています。

よって、すべて綺麗に削除する場合は、次の手順で削除するとうまくゆく感じがします。(手探り

    1. マシン削除
      podman machine stop
      podman machine rm
    2. WSLをシャットダウン
      wsl --shutdown

      この状態で、再度podman machine initで調子が戻る場合もありますが。いちどすべて消してから、入れ直したほうが安全かと思います。

    3. WSLのPodman.exe関係のディストリビューションを削除
      wsl --list
      wsl --unregister podman-machine-default
      wsl --list
    4.  ユーザプロファイルの関連フォルダを削除
      1. %USERPROFILE%\.ssh
      2. %USERPROFILE%\.config\containers\
      3. %USERPROFILE%\.local\share\containers
      4. %APPDATA%\containers
    5. (必要な場合)Podman.exeのアンインストール
    6. (必要な場合)再起動

以上でPodman.exe環境がスッキリ消えたと思います。

ポッドの内容をバックアップしておけば、マシンを入れ直しても、ポッドをもとに戻すことが可能です。

そのようなわけで、綺麗な動作環境を整えて、マイグレーション運用に備えるのも宜しいと思います。

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