USB 3.0、ギガビットLAN端子を搭載したシングルボードコンピュータRock64を、Raspberry Piのケースに入れてみました。
そのままでは使用できず、少し加工が必要でしたので、様子を記録しておこうと思います。
使用したRaspberry Pi用ケース
ヒートシンク付属のRaspberry Pi 3 Model B用ケースです。付属のヒートシンクは2つともRock64にそのまま使用できるようです。基板サイズは同一
Rock64の基板のサイズ、厚さ、穴の位置はRaspberry Piと同じようです。基板裏面のmciroSDカードスロットの位置も同じで、microSDカードの抜き差しも問題無いようです。
DCジャックが問題
LAN、USB2.0、USB3.0端子の使用に問題は無さそうです。
問題は側面・・・電源コネクタの形状が異なるため、そのままではコネクタの抜き差しができなそうです。
Raspberry PiはmicroUSB端子ですが、Rock64は外径3.5mmのDCジャックのため、形状が全く異なります。DCジャックの上半分が隠れていて、さらに穴のサイズも小さめです。
ケースのDCジャック部分を加工
DCジャックに電源コネクタを挿せるように、ケースを切削しようと思います。
安全な加工方法として、ミニルーターで削る方法をとりました。
このようなダイヤモンドビッドで樹脂を削る場合、樹脂が溶けてビッドに貼りつかないように注意する必要があります。発熱しないように回転数は低速で、こまめに削る→離すを繰り返す感じです。
トルクがあるミニルータは重くて扱いづらいですが、写真のようなフレックスシャフト対応モデルを使うと、木や金属の切断も可能なパワーのあるミニルータで細かい作業が可能になります。
以上で、Raspberry PiのケースをRock64で使用できるようになりました。もしかしたら個体差も関係するかもしれませんが。
ケースに入れた場合、負荷によって発熱量が増えて、熱暴走が発生する可能性も御座います。そのあたりご注意下さい。