Fedoraのアップデート中にPCが再起動した場合の対処例

Raspberry PiのFedora Serverで。

dnf updateコマンドでFedoraを更新していたのですが。途中で誤ってRaspberry Piの電源を切ってしまいました。

再起動後、dnf checkすると、パッケージの重複エラーが。

対処方法を記録しておこうと思います。


dnf checkでパッケージのインストール状態を確認

通常、dnf updateコマンドでFedoraを更新しますが。

sudo dnf up -y

更新が中断してしまった場合、再度dnf updateコマンドを実行しても無反応の場合があります。

その場合は、dnf checkコマンドでパッケージのインストール状態を確認します。

sudo dnf check

このような感じで、古いパッケージと新しいパッケージが重複していることがわかります。

重複の解消はどうすれば良いのでしょう?

manコマンドでdnfのマニュアルを読んでみましたが、対応方法が載っていない様子です。ふむ。


重複したパッケージの削除手順

Fedora discattionを拝見したところ。対応方法が見つかりました。

次のコマンドで重複を解消できるようです。

sudo dnf distro-sync
sudo dnf remove --duplicates

まずはdnf distro-syncコマンドで、ディストリビューションとの同期を確認します。

私の場合ですが、更新の中断はディストリビューションとの同期後のため、特にエラーは無いようでした。

次にdnf remove –duplicatesコマンドで、パッケージの重複を解消します。

更新の中断は、新しいパッケージのインストール後、古いパッケージの削除中に発生したようです。

図のように、削除しきれなかった古いパッケージが表示されました。

しばらく待っていると、重複したパッケージの削除が完了しました。


dnf checkで問題の解消を確認

再度、dnf checkコマンドを実行します。

sudo dnf check
sudo dnf up

何のメッセージも表示されない=問題が無い事がわかります。

dnf upコマンドで更新を確認します。

最新の状態になっていることが確認できました。


パッケージが重複してインストールされていると、ストレージを無駄に消費している状態です。

dnf upコマンドでは、パッケージの重複は確認されず、dnf checkコマンドを実行して確認する必要があります。

Fedoraを更新する場合、dnf checkコマンドをあわせて実行することで、より細かくパッケージの状態を正常に保てるのでは無いかと思います。

よろしければ、dnf checkコマンドもたまに実行してみてください。

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