フォルダが正しく同期している/していない判別に、フォルダのアイコンに緑色マークがついている/ついてないで判別するかと思いますが。
Windowsを新規インストールした場合など、アイコンが黄色いままで、状態がわからない場合があります。
正しくアイコンオーバーレイが表示されるような対策を記録しておこうと思います。
目次
Windows版Nextcloudクライアントアイコンオーバーレイ設定
こちらの記事を参考にさせて頂きました。
アイコンオーバーレイDLLのレジストリ登録確認
アイコンのオーバーレイ表示は、COM DLLと呼ばれる、レジストリ登録が必要なDLLが使用されているそうです。
管理者権限でコマンドプロンプトを開き、下記のコマンドでレジストリ登録を確認します。
regsvr32 "C:\Program Files (x86)\NextCloud\shellext\OCOverlays_x64.dll"
下図のようにエラーが表示される場合、オーバーレイDLLがレジストリに正しく登録されていない状態のようです。指定されたモジュールが見つかりません、と表示されています。
Visual C++ 2013 Redistributable Packageのインストール
どうやら、オーバーレイDLLは、Visual Studio 2013のVisual C++ 再頒布可能パッケージを使用しているようです。
こちらからダウンロードさせて頂きました。
使用しているWindowsはx64版のため、再頒布パッケージもx64版をダウンロードしました。画面中程の、Japanese版のリンクをクリックしました。ダウンロード後、vcredist_x64.exeをクリックして実行、インストールしました。
アイコンオーバーレイDLLのレジストリ再登録
再度、管理者権限でDLLをレジストリ登録したところ。
regsvr32 "C:\Program Files (x86)\NextCloud\shellext\OCOverlays_x64.dll"
今度は問題なく、DLLが登録されたようです。PCを再起動したところ、同期の状態をアイコンで確認できるようになりました。同じ現象でお困りでしたら、ぜひお試しください。