Ubuntu 20.04 Focal Fossaの初期設定 IPアドレス、ホスト名等

自分用のメモですが、Ubuntu 20.04のホスト名やIPアドレスの静的化等の方法を記録しておこうと思います。

※20.7.5追記:swap作成手順を追加しました。
※20.9.18追記:avahi-daemonのインストール手順を追加しました。


タイムゾーン設定

sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo

基本的に、list-timezonesで選択可能なタイムゾーンを探す感じでしょうか。国内はAsia/Tokyo一択で問題無さそうです。


ホスト名設定

sudo hostnamectl set-hostname pi4

pi4の部分が、新しいホスト名になります。


静的IPアドレス設定

このあたりのファイルを変更するようですが。

sudo vi /etc/netplan/50-cloud-init.yaml

次のように変更してみました。「192.168.xxx.141」がRaspberry PiのIPアドレス、「192.168.xxx.1」はルータのアドレスになります。

network:
    ethernets:
        eth0:
            dhcp4: false
            addresses: [192.168.xxx.141/24]
            gateway4: 192.168.xxx.1
            nameservers:
                addresses: [192.168.xxx.1,8.8.8.8,8.8.4.4]
    version: 2

netplanコマンドで変更を反映します。yamlファイルが間違っているとエラーが表示されるのは、やんわりありがたいですね。

sudo netplan apply
# sudo netplan --debug apply

再起動して、確かに静的IPアドレスになっている事を確認できました。

sudo reboot
ip addr

/etc/netplan/50-cloud-init.yamlファイルのコメントの英文を拝見すると、ファイルが書き換わる可能性があるから、99-disable-network-config.cfgを修正せよとあります。cloud-initまわりを設定する場合、注意が必要かもしれません。


swap追加

※20.9.3追記:swapが最初から作られている場合、下記の作成は不要です。swapon -sコマンドで確認できます。USBストレージから起動した場合、必ずswapを作成したほうが良いと思います。

swapが無い場合、ストレージアクセスの負荷でRaspberry Piの動作が不安定になる場合があります。またプログラムのコンパイル等、ビルドを行う場合はswapはほぼ必須です。

メインメモリーの2倍の容量を目安に、swapを作成します。Raspberry Pi 4GBの場合、8GBのswapを追加しました。容量はddのcountオプションで調整します。

sudo dd if=/dev/zero of=/var/swapfile bs=1024 count=8M
sudo chmod 0600 /var/swapfile
sudo mkswap /var/swapfile
sudo swapon /var/swapfile
swapon -s
echo "/var/swapfile swap swap defaults 0 0" | sudo tee -a /etc/fstab


Windows PCやiPhoneからホスト名でアクセス

※20.9.18追記:

Windows PCやiPhoneからホスト名でアクセスできるように、mDNSの実装であるavahi-daemonをインストールしておきます。

sudo apt install -y avahi-daemon

インストールが完了すると、サービスが自動起動しているかと思います。

PCやiPhoneからホスト名でアクセスできるようになりました。


設定が終わったところで。

さてさて。どんなパッケージをインストールしてFocal Fossaちゃんと遊びましょうか。

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