NextcloudのカレンダーをThunderbirdからCalDAVで利用するには

Thunderbirdやスマートフォンのカレンダーを利用する際。

カレンダーのデータの置き場所に悩むことはありませんか?

自宅や会社のNextcloudサーバにカレンダーをインストールすれば、スマートホンやThunderbird等のCalDAV対応アプリケーションで予定の入力や編集が可能のようです。

設定手順を記録しておこうと思います。


NextcloudのカレンダーとThunderbirdの同期設定

Nextcloudへカレンダーをインストール

まずは、Nextcloudサーバへカレンダーをインストールします。

  1. Nextcloudへ管理者権限のあるユーザでログインします。
  2. 右上のメニュー「アプリ」を選択します。
  3. 左側のメニューから「アプリバンドル」を選択します。
  4. 「Calendar」の「有効にする」をクリックします。カレンダー機能がダウンロード・インストールされます。
  5. 左上のアイコンに「カレンダー」が追加されます。

NextcloudカレンダーのCalDAVアドレス確認

次に、カレンダーを利用したいユーザのCalDAVアドレスを調べましょう。

  1. カレンダーを利用したいユーザでログインします。
  2. 追加された「カレンダー」アイコンを表示すると、今月のカレンダーが表示されます。
  3. 既定で「個人」カレンダーが作られているかと思います。「・・・」をクリックして、「リンク」を選択します。
  4. CalDAVアドレスが表示されます。こちらを後で、Thunderbirdの設定で使用します。

Thunderbirdのカレンダー設定

  1. Thunderbirdを起動し、カレンダーを表示します。右上の「7」のアイコンです。
  2. 左下のカレンダー欄で右クリックメニュ→「新しいカレンダー」を選択します。
  3. 「ネットワークのサーバーに保存する」を選択して「次へ」
  4. 「CalDAV」を選択し、先ほどの9番で表示されたURLを入力します。
  5. カレンダーの名前を入力したり色を選んだり。
  6. セキュリティ例外の追加画面が表示された場合、「セキュリティ例外を承認」をクリックします。
  7. カレンダーが追加されました。
  8. この段階では、まだカレンダーは同期していないようです。何か新しい予定を作成します。
  9. Nextcloudのログイン情報を入力します。
  10. Thunderbirdのカレンダーに予定が作成されました。
  11. Nextcloudのカレンダーを表示すると、Thunderbirdで作成した予定が表示されています。

基本的に、CalDAV対応のカレンダーアプリケーションでしたら、同じ設定手順でNextcloudのカレンダーにアクセスできるかと思います。

自宅ではRaspberry PiをNextcloudサーバとして利用しておりますが、カレンダーも問題なく使用できました。

VPNルータを使えば、外出先からのアクセスも問題ありませんでした。

カレンダーの置き場所にお悩みでしたら、ぜひお試し下さい。

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