Raspberry Piよりも一回りコンパクトなシングルボードコンピュータの、NanoPi NEO4で
Android 8.1を起動してみました。起動方法等を記録しておこうと思います。
目次
NanoPi NEO4のAndroid 8.1起動手順
必要な機材
Androidの起動は、eMMCが必須のようです。NanoPiシリーズ用の32GBのeMMCモジュールを接続して試しました。
- NanoPi NEO4本体
- 専用ヒートシンク
- eMMCモジュール
- USB電源(Type-Aメス)
- Type-Cケーブル(電源側:Type-Aオス、NanoPi側:Type-Cオス)
それとeMMCへAndroidをインストールするために、microSDカードが必要です。イメージの容量は7.6GByte程度でしたので、16GByte程度以上の容量のmicroSDカードが宜しいかと思います。
eMMCモジュールをmicroSDカードへ変換するアダプタも販売されていますが、今回は特に使用しませんでした。Androidインストール手順
eMMCへAndroidをインストールする手順は下記のようです。
- eMMCフラッシャーイメージをダウンロードします。
- microSDカードにイメージを書き込みます。
- NanoPi NEO4にmicroSDカードとeMMCを取り付けて起動します。
- eMMCへAndroidをインストールします。
- microSDカードを取り外して再起動します。
eMMCフラッシャーのダウンロード・書き込み
こちらのイメージを使用しました。ファイル名から、2018年12月19日版のようです。ダウンロードは、Wikiの「4.2 Boot from SD Card」の「download link」から行いました。
ダウンロード後、EtcherでmicroSDカードへ書き込みました。zipやxz等の圧縮ファイルは自動で展開して書き込んでくれるようです。
Androidのインストール
NanoPi NEO4にUSBキーボード、マウス、HDMIディスプレイ、eMMC、microSDカードを取り付けて起動します。
起動後にUSB機器を接続すると、動作が不安定になり、再起動してしまいました。USB機器は起動前に接続しておくほうが良さそうです。
起動後、「Android 8」を選択して「BackupandRestore」ボタンをクリック画面の指示に従って「Next」ボタンをクリックしてインストールします。
日本語化は問題なし、キーボードが問題
起動後、Settings→System→Languages & input→Languages→Add a language→日本語を選択しました。画面の日本語化は問題無いようです。一方、キーボードの日本語設定ができませんでした(選択肢に「日本語」が出てきません)。記号の入力に困りましたが、「ソフトウェアキーボード」を有効にしてそちらから入力できました。
Playストアは利用可能、Wi-Fi必須のアプリは工夫が必要?
LAN端子にケーブルを接続すれば、ネットワークも問題なく使用できました。Playストアでゲーム等のアプリをダウンロードすることができました。
一方、アプリ内でコンテンツをダウンロードする際、Wi-Fi必須のものがあるようです。このタイプのアプリは、起動できるものの、この画面から進まず、遊ぶことができませんでした。
どうやらEthernet経由のダウンロードはサポートしていない感じです。
日本国内では技術基準適合証明等を受けた機器のみ、無線を使用できます。NanoPi NEO4が、証明を受けているか不明のため、Wi-Fiは有効にしませんでした。
USB接続のWi-Fiアダプタ等を併用する方法も考えましたが
Androidは基本的に複数のWi-Fiアダプタを切り替える仕組みが無いようですので、難しいかと思います。このような感じで、比較的簡単にAndroidを起動できました。
一方、アプリによってはWi-Fiの影響で動かないものがあり、注意が必要な感じです。
それと、Androidの電源の切り方がよくわかりませんでした。電源ボタンが無い場合、どのようにすれば良いのやら?
まだまだ調べる事がありそうです。
コメント
の著者です。
Wi-Fiを有効化せず、電波が出ない状態でも、実は違法状態です。
上記の通り、デバドラを削除すると、合法になるようです。
ぜひ、その具体的手順を書き公開してください。
ご連絡いただければリンクさせていただきます。