令和二年(2020年)春夏 VPNサーバ機能付きWi-Fiルータはどれが良いのか

少しずつ暖かくなり。

引っ越しシーズンが到来しました。

今年はウイルス(人間に感染するほう)の影響で、いろいろと大変かと存じますが。

VPN機能付きWi-Fiルータの情報を記録しておこうと思います。

※20.3.27追記:

商品の画像・リンクが正しく表示されない現象が発生しております。製造や流通の停滞による影響かと思います。ご了承下さい。


目次

VPNサーバ機能付きルータを選ぶポイント

次のポイントを評価させて頂きたいと思います。

  1. VPNサーバ機能のレベル
    • 自宅のネットワーク機器すべてに安全にアクセス:VPNリモートアクセス機能
    • 自宅機器のアクセスが限定的(設定が必要):VPNではない独自のリモートアクセス機能
    • 外出先で安全にインターネットを利用できる:VPNプロキシ機能(自宅のルータを経由してインターネットへアクセス可能)
    • たとえばご自宅とご実家などLAN同士を接続:拠点間接続機能
  2. VPNのプロトコルの種類
    • IPSecやOpenVPN等、新しい方式に対応しているか
    • PPTP対応機種はiOSやmacOS、v6プラス(MAP-E)、transix(DS-Lite)環境では接続できません
  3. 維持費がかかるかどうか
    • 動的DNS(DDNS)が無料
    • 動的DNSが有料
    • 固定IPを使えば動的DNSは不要になります。こちらはISP(インターネット・サービス・プロバイダ)のオプション契約(有料)になります。

※ここで申し上げる「安全に」は「ユーザ認証が必要でさらにパケットが暗号化される」意味になります。


令和二年(2020年)春夏 現行モデル

アイ・オー・データ機器

最新機種

WN-TX4266GR/E
WN-TX4266GR
WN-DX2033GR/E
WN-DX2033GR
WN-DX1167GR/E
WN-DX1167GR
  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:IPSec
  3. 維持費:不要。iobb.netが無料で利用可能

最新のこちらの機種はIEEE802.11ac規格に対応しています。/Eが付くモデルと付かないモデルがありますが、オープン価格/保証期間が異なるようです。すべてIPSecプロトコルのVPNサーバ機能に対応しています。

通常のPPPoE接続のISP(インターネット・サービス・プロバイダ)をご利用の場合、こちらの機種をご購入頂けば問題ありません。ISPとの接続が「v6プラス、transixサービスを利用している」場合、VPNサーバ機能を使用できないため、注意が必要です。これは他のメーカーのWi-Fiルータも同様のようです。

2018年以前のモデル

WN-AX2033GR2
WN-AX1167GR2
  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:IPSec
  3. 維持費:不要。iobb.netが無料で利用可能

2018年登場のこちらの機種もIPSecに対応しています。先程ご紹介のモデルよりも、少し前のものになります。

WN-AX2033GR
WN-AX1167GR
  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:PPTP
  3. 維持費:不要。iobb.netが無料で利用可能

こちらの2機種はPPTP対応になります。特別な理由が無い限り、前述のIPSec対応機種を選ばれたほうが安全かと思います。


BUFFALO

最新Wi-Fi 6(802.11ax)対応モデル

  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:L2TP/IPsec
  3. 維持費:BuffaloダイナミックDNS(有料), DynDNS(有料), No-IP(無料プラン有り)

トライバンド対応モデル

  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:L2TP/IPsec
  3. 維持費:BuffaloダイナミックDNS(有料), DynDNS(有料), No-IP(無料プラン有り)

デュアルバンド対応モデル

  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:L2TP/IPsec
  3. 維持費:BuffaloダイナミックDNS(有料), DynDNS(有料), No-IP(無料プラン有り)

通常モデル

WXR-2533DHP2
WXR-1901DHP3
  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:「L2TP/IPsec」または「PPTP」から選択
  3. 維持費:BuffaloダイナミックDNS(有料), DynDNS(有料), No-IP(無料プラン有り)

BUFFALOさんから待望のWi-Fi6、802.11ax対応のVPN Wi-Fiルータが登場しました。国内メーカ製で、高速な通信が可能なWi-Fi6対応、さらにVPNにも対応ということで、機能性も十分で、さらに安心化があります。

BuffaloさんのVPNサーバ機能を持つすべての機種がL2TP/IPSecに対応していますが、「(ご自宅が)IPv6接続時にはご利用頂けません。」との記載がありますのでご注意下さい。

No-IPのアカウント登録は宜しければこちらの記事を御覧ください。


NEC

WG2600HP3
  1. VPNサーバ機能のレベル:限定的(設定が必要のようです)
  2. VPNのプロトコル:VPNではない「リモートアクセス」機能のようです。
  3. 維持費: ホームIPロケーション(無料)

NECさんの現行機種は「Aterm WG2600HP3」のみ「ホームIPロケーション」によるリモートアクセスに対応しているようです。VPNではありませんが、ご自宅の機器にアクセスが可能になります。

Wi-Fi 6対応の「WX6000HP」「WX3000HP」はリモートアクセスに対応していないようです。


NETGEAR

最新機種のWi-Fi6(802.11ax)対応モデルを含めて、すべてOpenVPNに対応しているようです。

NETGEARさんのWi-Fiルータは、VPNプロキシ機能を搭載したモデルが存在するようです。確認次第、追記させて頂こうと思います。

最新Wi-Fi 6(802.11ax)対応モデル

AX1800 RAX20-100JPS
AX3000 RAX40-100JPS
AX11000 RAX200
Nighthawk AX8 RAX80-100JPS
  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:OpenVPN(※確認中)
  3. 維持費:NETGEAR DDNS(無料)、No-IP(無料プラン有り)、DynDNS(有料)

こちらの5機種は、Wi-Fi6対応の最新機種になります。AX1800、AX3000、AX6000(RAX80)、AX6000(RAX120)、AX11000の順で、同時接続数が24台から72台まで選択できるようです。

メッシュ対応モデル

RBR20-100JPS
RBK50-100JPS
  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:OpenVPN
  3. 維持費:NETGEAR DDNS(無料)、No-IP(無料プラン有り)、DynDNS(有料)

NETGEARさんのトライバンド メッシュWiFiシステム4機種が、OpenVPNに対応しているようです。Wi-Fi 6対応のメッシュルータ、AX6000が新たに追加されたようです。

ゲーミングルータ

NighthawkX4S R7800-100JPS
  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:OpenVPN
  3. 維持費:NETGEAR DDNS(無料)、No-IP(無料プラン有り)、DynDNS(有料)

こちらはゲーミングルータになります。Dynamic QoS等ゲーム向けに最適化された機能が搭載されています。

通常モデル

上から新しい順になります。

R6350-100JPS
R6850-100JPS
Nighthawk R8000P-100JPS
Nighthawk R9000-100JPS
  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:OpenVPN
  3. 維持費:NETGEAR DDNS(無料)、No-IP(無料プラン有り)、DynDNS(有料)

上記の4機種が、OpenVPN対応の通常のWi-Fiルータのようです。


ASUS

最新Wi-Fi 6(802.11ax)・IPSec対応モデル

  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:OpenVPN、PPTP、IPSec
  3. 維持費: ASUS DDNS(無料)、DynDNS(有料)、TZO(有料)、No-IP(無料プラン有り)、他

Wi-Fi 6対応で、かつIPSecに対応するモデルも登場しました。機能・セキュリティともに性能が高いモデルになります。

GeForce Now・AiMesh・VPN Fusion対応モデル

  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:OpenVPN、PPTP、IPSec
  3. 維持費: ASUS DDNS(無料)、DynDNS(有料)、TZO(有料)、No-IP(無料プラン有り)、他

GeForce Now、AiMesh、VPN Fusionに対応した、デュアルバンド ゲーミングルーターになります。新しい技術であるGeForce Nowは、クラウドゲーミングに特化したサービス、VPN  Fusionは、おうち/職場LANから透過的なVPNアクセスが可能な技術で、セキュリティを重視したインターネットアクセスが可能になる技術のようです。

AiMesh対応ゲーミングルータ

RT-AC88U

  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:OpenVPN、PPTP、IPSec
  3. 維持費: ASUS DDNS(無料)、DynDNS(有料)、TZO(有料)、No-IP(無料プラン有り)、他

こちらのゲーミングルーター3機種は、OpenVPNのほかIPSecに対応しているようです。仕様ページはOpenVPN、PPTPのみ記載がありますが、コメント欄 はなくそ さんから頂いた情報から、IPSec対応と判断させて頂きました。

AiMesh・IPSec対応モデル

  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:OpenVPN、PPTP、IPSec
  3. 維持費: ASUS DDNS(無料)、DynDNS(有料)、TZO(有料)、No-IP(無料プラン有り)、他

こちらはAiMesh対応の通常のルータになります。IPSec・トライバンド対応のZenWiFiが登場しました。

AiMesh対応モデル

  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:OpenVPN、PPTP
  3. 維持費: ASUS DDNS(無料)、DynDNS(有料)、TZO(有料)、No-IP(無料プラン有り)、他

こちらはIPSec非対応の機種になります。

ビジネス用モデル

  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:IPSec、OpenVPN、PPTP
  3. 維持費: ASUS DDNS(無料)、DynDNS(有料)、TZO(有料)、No-IP(無料プラン有り)、他

通常モデル

  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:OpenVPN、PPTP
  3. 維持費: ASUS DDNS(無料)、DynDNS(有料)、TZO(有料)、No-IP(無料プラン有り)、他

こちらはメッシュシステム非対応のモデルになります。


Synology

  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス、拠点間接続
  2. VPNのプロトコル:WebVPN、SSL VPN、SSTP、OpenVPN、L2TP/IPSec、PPTP、Site-to-Site(拠点間接続)
  3. 維持費:Synology QuickConnect(無料) および Dynamic DNS (DDNS)
  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス、拠点間接続
  2. VPNのプロトコル:OpenVPN、L2TP/IPSec、PPTP
    VPN Plus Server利用時:WebVPN、SSL VPN、SSTP、OpenVPN、L2TP/IPSec、PPTP、Site-to-Site(拠点間接続)
  3. 維持費:Synology QuickConnect(Synology DDNS)(無料)

2018年12月、Synologyさんからトライバンドのメッシュ対応Wi-Fiルータ、MR2200acが発売されました。仕様を拝見したところ、各種プロトコルに対応するほか、VPNサーバ機能は拠点間接続にも対応しているようです。たとえばご自宅とご実家など、同一機種を2台購入して拠点間接続することで、両方のLANに接続されたすべての機器がお互いに通信できるようになります。


TP-LINK

TP-LINKさんのWi-Fiルータは、VPNプロキシ機能を搭載したモデルが存在するようです。確認次第、追記させて頂こうと思います。

最新Wi-Fi 6(802.11ax)対応モデル

Archer AX11000
AX3000
ARCHER AX50
ARCHER AX10
Archer AX6000
  1. VPNサーバ機能のレベル:リモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:OpenVPN、PPTP
  3. 維持費:TP-Link DDNS(無料)、DynDNS(有料)、No-IP(無料プラン有り)

最新のWi-Fi 6対応ルータは無線の速度も高速ですが、WAN端子が2.5Gbpsに対応したモデルもあり、有線接続の速度も高速のようです。

ゲーミングルータ

  1. VPNサーバ機能のレベル:リモートアクセス、VPNプロキシ機能搭載
  2. VPNのプロトコル:OpenVPN、PPTP
  3. 維持費:TP-Link DDNS(無料)、DynDNS(有料)、No-IP(無料プラン有り)

通常モデル

Archer C2300
Archer C1200
Archer C3150
  1. VPNサーバ機能のレベル:VPNリモートアクセス
  2. VPNのプロトコル:OpenVPN、PPTP
  3. 維持費:TP-Link DDNS(無料)、DynDNS(有料)、No-IP(無料プラン有り)

2019年9月発売のArcher C4000ほか6機種が、通常モデルの中でVPNサーバ機能に対応しているようです。

下記の2機種、Archer A10・Archer C7は、後からVPNに対応されたようです。

Archer C7 V5

Archer C9は、V5からVPNに対応されたようです。

Archer C9

傾向など

令和二年春。いちばん気になる話題は、Wi-Fi 6及びWi-Fi 6E対応の機種がどれか?かと思います。

令和元年(2019年)と比較して、国内メーカは、Wi-Fi 6対応機種に変化は見られませんでした。

一方、海外メーカは、Wi-Fi 6対応モデルが続々と登場しているようです。Wi-Fi 6搭載機種の選択肢が増えていますが、Wi-Fi 6E(6GHz帯対応)モデルは、現時点では登場していないようです。

トライバンド・メッシュ対応機種として、ASUSさんのZenWiFiが登場しました。Lyraシリーズがカタログから消えたようですが、メッシュ対応機種も何かトレンドに変化があるのかもしれません。

NetgearさんやTP-LinkさんのWi-Fiルータは、VPNプロキシ(自宅経由でのインターネット接続)に対応した機種が増加傾向にあるようです。

このあたり、今後調査を行い、記事に追記していこうと思います。

スポンサーリンク

フォローする

スポンサーリンク