Decentralandの通貨MANAをマイニングして得るには

Decentralandをお散歩していますと、NFTアートやアバターの衣類がたくさん販売されています。

購入するために、Decentraland内の通貨であるMANAをウォレットにチャージする必要があります。

リアルマネーを両替しても良いのですが、手数料や手間がかかりますし。暇つぶしに遊んでいるゲームに「課金」する感覚は、私は少し抵抗があります。(ごく個人的な見解です)

しかし、”ブロックチェーンに構築された本当の”メタバースは、リアルマネーを両替しなくても、通貨を手に入れる方法が何種類かあるようです。

ここでは、通貨を手に入れる手段の1つとして、Windows PCでMANAをマイニング(採掘)する手順を記録しておこうと思います。

※節電が呼びかけられている状況下でのマイニングは慎重にご判断下さい。


ウォレットのパブリックアドレスの確認

マイニングを行うにあたり、Decentralandで使用しているウォレットのパブリックアドレスを確認しておく必要があります。これはマイニング結果の送金先に相当します。

ふむー。ブロックチェーンの世界では、お財布は「番地」もしくは「座標」という扱いなのですね。大変興味深いです。

Infinity Walletの場合

私はDecentralandとBTCに対応した、Infinity Walletにウォレットを作成しました。こちらの記事になります。

大まかな流れですが、ウォレットにアセットとしてMANAを追加後、keystoreを確認してパブリックアドレスを得ることができます。

アセットにMANAを追加

  1. ウォレットを表示し、「+ Add asset」をクリックします。
  2. 「Find asset」欄に「mana」と入力すると、DecentlralandのMANAが表示されます。左上のチェックボックスを有効にして、ウォレットに表示します。

ウォレットの画面がゴチャついてしまいますので、使用予定のないアセットは、チェックを外して非表示にしてしまいましょう。

ウォレットのパブリックアドレスの確認

  1. ウォレットの画面に戻ります。
  2. 右上の縦の「・・・」をクリック、「View keystore」をクリックします。
  3. ウォレットを作成するときに決めておいた、10桁のPINを入力します。
  4. アセットごとにパブリックアドレが表示されます。Decentraland(ETH)のパブリックアドレスを確認します。

こちらのアドレスは、後でマイニングアプリを動かすときのオプションに使用します。


マイニングプールの決定

さて。お手持ちのPCでマイニングするにあたり。

どのマイニング・プールを使わせて頂くか?を決める必要があります。

ソロマイニングは難易度が高そうです。プールは必須だと思います。

各マイニングプールについて、扱っているコインがいろいろとあるようです。

MANAコインのハッシュパワーが高いプールですが

・・・

先生!全くさっぱりわかりません!※22.6.12現在

・・・

とりあえず、MANAに対応したunMineableを選択してみましょう。

ハッシュパワーがある、MANAの採掘に良さげなプールがありましたらご教授下さい。

マイニング・プールは、マイニングアプリを動かす時のサーバ/ユーザ/パスワードに関係します。


マイニングアプリXMRigのインストール

XMRig本体ダウンロード

マイニングは、XMRigのWindows版をダウンロードさせて頂きました。

バージョンは6.17.0のようです。

Windows版をダウンロードして、ZIPファイルを展開します。

CUDAモジュールのダウンロード

XMRig本体のみ実行すると、CPUによるマイニングが行われます。

私のPCはNVIDIA社製のGPUを搭載しており、CPUに加えてGPUによるCUDAマイニングが可能です。

というわけで、CUDAを使用するために、xmrig-cudaモジュールをダウンロードします。

ページ内の「Download」リンクをクリックします。少し下にスクロールしますと、win64版のDLLリンクがあります。どれをダウンロードすれば良いのでしょう?

私の使用しているGTX980は、CUDA 11.3に対応しておりますので「xmrig-cuda-6.17.0-cuda11_3-win64.zip」が正解な気がします。

お手持ちのGPUがどのバージョンのCUDAに対応しているか、次のリンクから調べて頂き。

対応するDLLをダウンロードしてみて下さい。

最新のRTXでしたら、CUDA 11.4に対応していると思います。

ダウンロードしましたら、先程ダウンロードしたXMRigと同じフォルダに展開します。

ふう。もう少しでマイニングを開始できそうですね。

ちなみにNVIDIA社製ではなく、AMD社製Radeonをお使いの場合

OpenCLによるGPUマイニングが可能のようですので、こちらをお使い頂ければと思います。


XMRigのMANAコインCUDAマイニングオプション

  1. ウォレットのMANAパブリックアドレスを確認しました
  2. MANAコインのマイニングプールを決めました
  3. XMRigのCUDAモジュールをインストールしました

準備が整ったところで。XMRigを起動するオプションを、「start.cmd」ファイルに記載して、マイニングを開始したいと思います。

start.cmdファイルを編集しますが、編集前のプレーンな状態は、このような内容です。

編集後は、次の内容になります。

@echo off
cd %~dp0
xmrig.exe --cuda -o rx-asia.unmineable.com:3333 -p x -u MANA:<パブリックアドレス>.<パソコンの名前>#6brp-jaun
pause
  1. -uオプションの<パブリックアドレス>の箇所は、ご自身のウォレットのパブリクアドレスをご入力下さい。
  2. <パソコンの名前>の箇所はWokerID~マイニングのジョブを識別する名前です。例えばパソコンなら「PC」と入れておきましょう。
  3. –cudaオプションは、NVIDIA社製のGPUを使用するオプションです。
  4. -oオプションは、unMinerableのアジア地域のサーバを指定しています。
  5. -pオプションは、unMinerableを利用する際の共通パスワードです。

私のおうちのPCはこのような感じです。上記のサンプルのパソコン名は「2d」になっています。これは、マイニングプールの管理画面で、ワーカー(計算しているPC)を識別する名前になります。通常は「PC」等で大丈夫です。

「#6brp-jaun」はこのブログの記事のReferral codeになります。入力すると、マイニングの手数料が0.75%(小)になります。まずは、こちらのコードをそのままご利用下さい。付けずにマイニングする場合の手数料は1%(大)になります。

マイニングを開始すると、ご自身の「Referral code」が発行されますので、誰かにマイニングをご紹介する際は、ご自身のコードをお伝え下さい。

start.cmdができましたら、ダブルクリックで実行します。

このような画面が表示されて、マイニングが開始されます。

GPUが認識されれば、上図のように「NVIDIA GeForce GTX xxx」のようにGPU情報が表示されて、CUDAマイニングが行われます。

「H」キーでハッシュレート、「C」キーで接続情報、「S」キーで結果を表示可能です。また「P」で一時停止、「R」が再開になります。

ハッシュレートを確認すると、CUDAのレートはそれほど高くありません。GPUが古く、Large Scaleに対応していないためかと思います。

2022年現在、高いハッシュレートを得るためには、6GB以上のVRAMが必要なようです。

6GB以上あれば、Ethashアルゴリズムが使用できます。

3GBの場合、Etchashアルゴリズムを使用する必要があります。

しかし6GB以上ならどれでも良いわけではなく、LHR(Low Hash Rate)版GPUは制限が書けられているようです。


マイニング状況の確認

マイニングプールのunMineableの管理画面から、マイニングの状況を確認することができます。

こちらの「Your MANA address」欄に

ウォレットのパブリックキーを入力して検索します。

このような感じで、マイニング状況が表示されましたでしょうか?

画面を拝見すると、30MANAマイニングすると、支払いが可能のようです。

PCに頑張って頂いて、30MANAを楽しみに待ちましょうか。


少し古めのCPU+GPUを使っているせいでしょうか。

私のお家のPCで、30MANAマイニングするには、1年以上かかる計算でした。あららら。

家中のPCでマイニングすれば、もう少し早くMANAが得られるでしょうか。

MANAの価値が今後どのように変動するかはわかりませんが。

マイニングしながら、変動にワクワクしたり。

実際にDecentralandでお買い物したり。

楽しく遊べると良いですね。

※節電が呼びかけられている状況下でのマイニングは慎重にご判断下さい。

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