Mac Mini(Mid 2011)のmacOS High SierraとWindows 10インストール手順

自分用の覚書で恐縮です。

おうちの少し古めのMac miniに、macOS High SierraとWindows 10をインストールする手順を記録しておこうと思います。


ディスクドライブを1台のみ接続

対象のMac miniは、2.5インチのSSDまたはHDDを2台内蔵可能です。

Windowsをインストールする場合、ドライブが2台接続されていると、次のようなエラーが表示されて、インストールできない場合がありました。画面はWindows 7のインストール時に表示されたエラーですが、Windows 10の場合も同様なエラーで進めなくなりました。

ドライブ0側にEFI領域が作られるため、インストール作業の前に、ドライブ1を取り外し、ドライブ0のみ接続した状態にしました。

ドライブ1は、Mac miniを正面から見た場合に上側、分解して本体をひっくり返した場合、下側のドライブになります。ロジックボードから、SATA端子のコネクタを外しておく感じです。

ドライブを取り外すのは大変かと思いますので、コネクタをマスキングテープで絶縁する方法をお勧め致します。


macOS High Sierraのクリーンインストール

本体の電源を切り、command + Rキーを押しながら起動します。インターネット経由で、macOSユーティリティのダウンロードが開始されます。ダウンロードが完了すると、下記のメニューが表示されます。クリーンインストールする場合、「ディスクユーティリティ」でドライブのパーティションをすべて削除するか、「消去」をクリックしてパーティションをフォーマットします。起動したmacOSユーティリティのバージョンにより、画面が異なる場合があるようです。

パーティション削除/フォーマット後、「macOSを再インストール」でmacOSをインストールします。

macOS High Sierraをインストールできる場合

「macOSを再インストール」をクリックして、High Sierraをインストール可能な場合、そのままインストールして完了となります。

OS X Lionのインストールメニューが表示された場合

Mac miniを完全に初期化して、新しいドライブを取り付けた場合、OS X Lionのインストールメニューが表示される場合があります。

この場合、次のステップでHigh Sierraにアップグレードする流れになります。

  1. OS X Lionをインストール
  2. OS X El Capitanにアップグレード
  3. macOS High Sierraにアップグレード

OS X Lionのインストール

最初に、画面の指示に従って、OS X Lionをインストールします。インストール中にログを表示すると、進行状況がわかりますが、ダウンロードに3時間くらいかかりました。※時間はインターネット接続環境により異なります。

OS X El Capitanへのアップグレード

OS X Lionインストール後、SafariでOS X El Capitanアップグレードページを開きました。ページ上のリンクから、App Storeページを開き、El Capitanのダウンロードを開始します。ダウンロード時、Apple IDによるログインが必要でした。ダウンロード完了後、画面の指示に従って、El Capitanへアップグレードを行います。

macOS High Sierraへのアップグレード

OS X El Capitan起動後、同様にSafariでmacOS High Sierraアップグレードページを開きました。画面中程の「こちらのリンクを使って、App Storeから入手」リンクをクリックします。El Capitanの場合、「ダウンロード」をクリックすると、エラーが表示されてダウンロードできませんでした。別途iTunesを起動し、Apple IDでログインしておきます。これでmacOS High Sierraのダウンロードが可能になりました。画面の指示に従って、macOS High Sierraへアップグレードすることができました。


Windows 10のインストール

最終的にWindows 10をインストールするわけですが、最初にWindows 7をインストール後、次の流れでアップグレードを行いました。

  1. Boot CampアシスタントでWindows 7またはWindows 8をインストール
  2. ネットワークドライバとチップセットドライバをインストール(BootCampはインストールしない)
  3. ライセンス認証
  4. Windows 10へアップグレード
  5. 他のドライバをインストール

Windows 7のインストール

Windows 7のインストール用isoイメージを用意し、macOS High SierraのBoot Campアシスタントでインストールを開始します。8GB程度以上のUSBメモリーを用意し、画面の指示に従い、インストールディスクを作成後、パーティション作成、インストールを行いました。

ネットワークドライバとチップセットドライバのインストール

BootCampサポートソフトウェアは、こちらのページからダウンロードできるようです。

Mac mini Mid 2011用の最終版と思われる、Ver.5.0.5033をダウンロードしました。BootCamp本体はインストールせずに、次の2つのドライバのみインストールしました。

  • BootCamp\Drivers\Broadcom\BroadcomEthernet64.exe
  • BootCamp\Drivers\Intel\Chipet\Setup.exe

これで有線LANでインターネットが使用できる状態になりました。

BootCamp本体をインストールしてしまうと、Windows 10アップグレード後、ログインすると再起動してしまい、どうにもならなくなりました。BootCamp本体はインストールせずに進めたところ問題ありませんでした。

Windowsライセンス認証

プロダクトキーを入力して、忘れずにライセンス認証を行っておきます。

Windows 10へアップグレード

こちらのページから、Windows 10へのアップグレードを行いました。

ツールをダウンロード後実行して、画面の指示に従ってアップグレードしました。

アップグレード後のWindows 10バージョンは1903(May 2019 Update)のようです。

他のドライバをインストール

Windows 10のアップグレード後、先程ダウンロードしたBootCampサポートソフトウェアの各種ドライバをインストールしました。

HDMI端子のオーディオ用ドライバが認識されなかったため。こちらからドライバをダウンロードさせて頂きました。

DisplayAudioフォルダのドライバをインストールしたところ、図のように正しく認識され、ディスプレイでサウンドを再生することができました。


最後に取り外しておいた2台目のディスクドライブを取り付け、パーティションを作成しましたが、特に問題なくmacOS High SierraとWindows 10が使用できています。

とはいえ、Windows 10はサポート外かと思いますので、こちらはご参考資料ということでお願い致します。

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